2010年9月25日ミラノにてジルサンダーの2011年春夏コレクションが披露された。
ショッキングピンク、パープル、マジェンタや鮮やかなコーラルレッドなどランウェイ一面がジルサンダーによるエレクトリックカラーに覆われた。フォルムやプロポーション、マキシマリズムのレングス、ボリュームかエアインスピレーションを得た新しいシルエットなどラフシモンズによるジルサンダーはクチュールへのメッセージが込められている。
スーパーサイズなタックパンツや、フリルのミニチュアスカート、紐のついたウエストチューブのレイヤードなどバリエーション豊富なパンツはオーバーサイズなブルゾンやウインドブレーカー、テクノ素材の揺れるフルレングスのパーカーなどとコーディネートされ新たなプロポーションを構築している。
蛍光カラーなどたくさんの色を並べながらもジルサンダーのミニマルなエッセンスを失うことなくより明確にルックを仕上げている。ロングドレスはスーパーサイズなTシャツとタンクトップから作りだされオーバーサイズでボリューミーに。クチュールライクなアイテムもシンプルなTシャツなどとコーディネートすることによりデイリーに仕上げられている。グラフィカルなストラクチャーを与えたテープ使いも印象的だった。
ラフシモンズによるジルサンダーは更なる進化を遂げている。
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