Julius

パリコレクション参加3回目にして今までのMaison des Metallosから場所を移しトラノイでコレクションを行ったJulius。この日はまだTranoi開始前だったものの一つ前のDries Van Noten(Tranoiの入り口が会場)からの流れでショー会場はかなりの混雑となった。neurbanvolkerと名づけられた今回のJulius。会場の床にはbreed a spirit for eleganceの文字が。デザイナーが東南アジアを旅した時に生まれたイメージは肌を焦がす果てしなく白い光、紙と共に生きる祝福された人々、一枚の布を体に巻いているだけの美しい男達などあらゆる民族が交じり合うことによって生まれる美しい混沌。

今までの黒中心のコレクションから提案されたのは石膏や白く刺すような光を連想させる白。胸元のデコルテラインに美しく流れるドレープの洋服に頭まで覆われたエスニックな洋服、股引のようなサルエルパンツなど。1トーンのコーディネートを中心に足元の編み上げサンダルでアクセントを付けるスタイル。今までのJuliusのイメージに比べよりエレガンスに昇華されたコレクションだった。

Photo:Takahito Sasaki Text:Masaki Takida

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