Fashion Show

RUNWAY for JAPAN

5 月15 日東日本大震災被災地復興、そして日本の夢と希望を取り戻す為のチャリティー・ランウェイプロジェクト、”RUNWAY for JAPAN”に総勢100 名ものモデル、40以上のブランドが参加し文化服装学院遠藤記念館大ホールで行われた。

今回のプロジェクトは20歳のモデルTatsuya Lacey氏が「モデルとして何か支援が出来ることはないのか」という一言から全ては始まった。その想いに賛同するモデル、ブランド、企業、そして300人にも及ぶ学生ボランティアが集まり大規模なチャリティーイベントの実現に至った。

オープニングでは白で統一された学生たちの作品がランウェイを飾り、ファッションショーでは音楽や演出を統一し各ブランドが数ルックのコレクションを披露。ヴァイオリニストやピアニスト等によるライブ等も行われた。またラストには被災地代表として福島県から都内に避難しているキッズモデルも12名参加。福島県の南相馬氏出身の三つ子の兄弟(小学校2年生)は今回のランウェイの感想を求められ「楽しかったです。いっぱい服が着れて楽しかった。気にいった」と笑顔でコメントしていた。

また福島県出身で(現在も)いわき市にアトリエを構えるRYOTA SHIGAの志賀亮太氏がデザイナー代表として挨拶(フルメッセージは13ページにて)。
「被災した人間が何かをしなければいけない。東京や大阪と福島とのギャップが凄くある。僕らに一番必要なのはお金ではない。一時は夢や希望が失われていた。無名だけどこんな僕でもファッションを通じて何か出来るのではないかと考えていた時にこの話を頂いた」と語っている。

閉会のあいさつをしたプロジェクトチーム代表の古川氏は「夢と希望を掴むまで、笑顔が戻るまでこのRUNWAY for JAPAN」は何年でも続ける。希望というものは大切」と今回のプロジェクトを今後も続けていくことを宣言した。

RUNWAY for JAPAN
プロジェクトチーム:
古川史朗 (RUWAY for JAPAN 総指揮/ファッションプロデューサー), 仲 将智(ファッションプロデューサー), Tatsuya Lacey (モデル), Katie Sachi Yamashita Huggins (モデル), Karl Asobu Ring (モデル)

【参加ブランド】
AGURI SAGIMORI / AKIRANAKA / aptform / araisara / A(LeFRUDE)E / ENGINE LABEL / Etw.Vonneguet / FEMME FATALE / fur fur / gene par YUKIO MISHIBA / Giacometti / GUT’S DYNAMITE CABARETS / HAN AHN SOON / HANAE MORI / HIROKO KOSHINO / HISUI / IZREEL / Jazzkatze / JENNY FAX / JUN OKAMOTO / JUNKO KOSHINO / Kyoji Maruyama / KYOKO HIGA / K=label / Lily / Made in COLKINIKHA / MARIKO KOHGA / MICHIKO KOSHINO / MIKIO SAKABE / MODE ACOTE / Naoshi Sawayanagi / No,No,Yes! / Obelisk / RYOTA SHIGA / TAKEZO TOYOGUCHI / THEATRE PRODUCTS / Transvestite / T・H・D La maison / VANQUISH / YASUYUKI ISHII / Yukiko Hanai / YUMA KOSHINO / Zeitgeist

Photo:Tomohiro Horiuchi

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