Interview

GEMMA SLACK

前シーズンLondon Fashion Week初参加(Exhibition)の注目のデザイナーとしてインタビューを行ったGemma Slack。今回Blow注目の3組としてKomakino, Craig Lwrenceと共にキャットウォークデビューした彼女にに再び話を聞いた。

—今回のコレクションについて教えてください

A/W2009の当初のコンセプトは、科学と宗教の概念、また21世紀における両者の関連性が基になっています。それから、現代社会、ソーシャルエンジニアリング、保護に関する概念、加えて、顕著な80年代のサイエンスフィクションの波です。

—ロンドンファッションウィークでの初めてのショーはいかがでしたか

素晴らしかったです!実際に実感が沸くのは2週間くらい経ってからかもしれません。あの時は本当に忙しく、誰もが準備のためにあちこち走り回っていましたし、私は不安でいっぱいでした。音楽に至るまで、すべてを完璧にしたかったのです。

—前シーズンと比較して、ショーの後の反応はどうでしたか,バイヤーからのコンタクトはありましたか

反応はとても良かったです。ショーには素晴らしい方たちが数多く出席されていましたが、素晴らしい評価、支援やご意見を頂きました。そういった反応こそが、新人デザイナーにとって本当に必要なことだと思います。

—キャットウォークまでの準備期間(今回Spijkers en Spijkersのキャンセルによりショーの開催が直前に決まった)はどのくらいあったのですか

四日間です!それで精神的にきつかったのだと思います。それでもある意味では良かったと思っています。そうでなければ何日どころじゃなく何ヶ月もストレスを感じ続けていたかもしれませんから。ショーというのはとにかくいつでも慌ただしく忙しいものです。

—他の二人、KomakinoとCraig Lawrenceについてはどのように評価していますか

彼らはどちらも素晴らしいデザイナーだと思っています。(Komakinoはデザインデュオ。前回のコレクションでkomakino は、メンズウェアの実利的な波を見事に生かしましたし、それは今まさに今日的な意味を持っています。また彼らは一貫して優れたストリートメンズウェアを作 り続けています。
Craig Lawrenceのコレクションもとても良かったです。ムーブメントについての熟考はデザイナーがよくおろそかにしてしまうことですが、彼はこれを巧みにとらえていました。
それから、私のものとは明らかに対照的な彼の色使いを気に入っている自分自身にとても驚かされました。
総体的に見て、一度に3つのコレクションというのは多様性の意味でも、それぞれを互いに賞賛し合ったものになりました。このような方法ですべての作品が一度に登場し展示されるのを見るのは、とても面白く刺激的でした。

—あなたのコレクションでの質と創作力は前回のものと比べかなり向上しているように思うのですが、技術面や援助面での違いがあったのでしょうか。それとも、卒業後(2008LCF卒業)でデザインに集中することができたということでしょうか

まさに私のやりたかったことに集中することができました。誰かがわたしのやりたいことについて理解できない、といったような制約もありませんでしたので、 ただ思っていることを実現することができました。しかし援助面では多大な削減がありましたので、時間もお金も設備も不足していました。それだけにより基礎 をしっかりすることが重要だったのです。

HP – http://www.gemmaslack.com/

Interview, Text/Masaki Takida, Translation/Yuko

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