Interview

Heaven Tanudiredja


アントワープにてファッションデザインを学び卒業後ジュエリーブランドを設立。Dris Van Noten, John Gallianoなどの大手メゾンをも魅了してきたクチュールジュエリーを手掛けるインドネシア人デザイナーHEAVEN TANUDIREDJAのインタビューした

‐あなたの背景に関してお聞かせください、どのようにブランドを設立したのですか

私はインドネシア出身でアントワープのロイヤルアカデミーで学びました。しっかりとした組織としてブランドが始まったのはたった今です。しかし2007年 の秋冬からパリとミラノのファッションウイーク期間中に自分のコレクションを披露しています。

‐あなたの最近のコレクションに(10S/S)関して説明してください

私のアイデアやコンセプトは常に何を感じたか、私の頭の中にあることや私の周りで何が起こっているのかというところからスタートします。なぜならコレク ションというのは私の考えや今現在世界で起こっていることを常に反映するものだからです。

この春夏コレクションでは私の友人達から考えが来ています。偉大な才能を持った友人の中にはなぜ私達はここにいて、この場所でデザイナーをしているのかという原点を見いだせず伸び悩んでいる人達がいます。
ある意味ではあなたが信じている何かを守るということは単なる望みや名誉だと思います。そしてそれは言い換えればなにか素晴らしいものに捉われているまる で鳥かごの中に住んでいるようなものです。

私は円形模様をリスペクトし信じている物のシンボルとして捉えることから始めそれを罠にかけられた建築的な真っ黒な鳥かごとして表現したのです。動作やエネルギーは違う側面に働いています。それは視界を創造するあなたが飛び立つまで見ることが出来ない旅のようなものです。

‐アントワープロイヤルアカデミーではどのように成長していったのですか、それはデザインにおいてどのような変化を与えたのでしょう

アントワープで暮らし、学んだことは私にとってとても重要です。アントワープという町は少なくとも私にとってはとても静かな町でほとんど何もすることが無 い場所で、そこでは私は自分なりの考え方やどのように頭の中にデザインを形作るかということを学びました。
アントワープの4年間の生活は私はまるで自分自身を探す時間に費やしていたような時でした。人とは、男性とは、女性とは、そしてデザイナーとは何かを見つ けるための挑戦だったのです。そしてこれらの問題を自分のピースに注ぎ込んだのです。
その行為はデザイン自体を変えることは決してありませんが私の考え方を形作り感覚を研ぎ澄ませるのです。

‐あなたの顧客はどのような人達ですか?またあなたのファンはあなたのアクセサリーに何を求めていると感じますか

私の全ての考えは美しいもの、そして新しいものを作るということに集約されています。そしてそれは賢くエキサイティングなものでありそれは私が人々にとって何が出来るかというものです。私のジュエリーは見につける人々により深い考えを与え賢く、そしてパワフルにならせるものです。そして私は自分自身の信念 が作品に込められていれば自動的にエネルギーがそのピースに宿ると信じています。勿論新しいことをする時、新しい行動を起こす時それをこの小さなピースに 表現する度に葛藤が生まれます。私は私自身が成功したのかどうかわかりません。でも私の作品を見につける人々全員にそのエネルギーを感じて欲しいのです。

‐あなたは以前洋服のデザインを学んでいました。なぜアクセサリーブランドを立ち上げようと思ったのですか。アクセサリーに加えて洋服ラインも立ち 上げようという考えはありますか

今現在は自分のジュエリーラインに力を注ぐことを楽しんでいます。何が自分にとってエキサイティングかと言うと自分がもつほんのわずかな作業スペースなんです。私がクリエイトする全てのピースがここから更なる深みへ到達するのはチャレンジです。洋服のラインを立ち上げる可能性に関して否定する気はありません。私達は洋服もやりたいですし。ただ正しい時、瞬間が来た時にやりたいのです。

‐あなた自身のデザインにインドネシア人としてのルーツを感じますか

私はもう5年以上も国に帰っていません。ここ2年はとてもホームシックです。
でもその国を思う気持ちがまた別のインスピレーション源となるのです。過去の理想ではないのです。私の願い:どこか私が変えることが出来る大陸、都市、愛。私は自然の土地を生命が生まれた場所をそして再び生まれ変わる場所を見つけ出すことが出来るでしょう。私のノスタルジアは変わらない永遠より常に新鮮な始まりを望む欲望を運びます。
ゆえに時は過ぎるのです。そして理想を取り壊したいのです。私のルーツは私の人生の象徴の一つなのです。

‐ファッションデザインはあなた自身を表現するものですか

ファッションの価値とは美しい瞬間を見つけることです。そして私が今何を感じるのか私の考えの美的瞬間をとらえた物です。
私はデザインするということは人々にその人自身の言葉で何を伝えたいのかを発見する方法だと思います。
また私達はジュエリー、ドレス、パンツ、スカートそしてアイデアの世界で話し合います。多分それは他の人からしたらおかしく感じるでしょうね。でも実際私 達はその世界に住みあなた自身の考えていることをその作品に注ぎ込むのです。私はジュエリーというとても小さな形で表現していて様々な制限はありますがそこに全ての考え方を表現するのです。それが私の仕事の中で最もエキサイティングな部分なのです。

‐他とは違うあなた独自のスタイルとはどういうものですか。またなぜデザイナーになりたいと思ったのですか

デザイナーはそれぞれ違う方法で作品に向かい、異なる精神、考え方を持っていてそれが自動的に他のデザイナーとの違いを生んでいるのだと思います。
私は常に美しいこと、美しいフロア、美しい椅子、美しい洋服、美しいものに興味を持っています。私はファッションを選びました。なぜならファッションをす るということは私にとってより困難で挑戦であったからです。

‐あなたの作品に強く影響を及ぼした人やデザイナーはいますか

私は科学者、音楽家、政治家、デザイナー、アーティストなどたくさんの人々に感謝しています。しかし私が作品作りをする時は私自身の精神で遊びます。自分 自身でジャッジを下すのです。

‐あなたはこれまでJohn GallianoやDries Van Noten, Taro Horiuchiなど様々なデザイナーとコラボレーションしてきました。コラボレーションの持つ意味とはなんでしょう

コラボレーションの過程の中で最も興味深いのはピースの僅か一部分のことに関して何時間も議論を重ねる時です。違う考え方をもった人達とコラボレーションすることはとても魅力的でありエキサイティングです。

‐今後数年どのようにブランドが成長していと思いますか

私は自分のブランドを大きくしようという関心は一切ありません。私が興味のあることはどのようにそれぞれのピースをより美しく出来るかということです。そ して私の作品を見につけた人々がより強く、知識にあふれ美しくなることです。

Interview, Text & Translation:Masaki Takida

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