Interview

TAKASHI NISHIYAMA

世界の舞台で賞賛を得た注目の若手デザイナーTAKASHI NISHIYAMAが遂に本格的に始動、12月26日よりラフォーレ原宿で自身初のポップアップショップを開催する。

西山高士は2009年、審査員長にViktor & Rolfを迎え行われたディーゼルがサポートする、世界中のファッションデザインスクールの学生や新卒者を対象としたファッションコンテスト「ITS#9」(イッツ=International Talent Support)にて最高賞となるCollection of The Yearを受賞した。
また今年の5月にはスペインのバルセロナで行われたMango Fashion Awardsのファイナリストとして初のフルレディースコレクションを発表、ブランドを正式にスタートしていないにも関わらず日本だけでなく世界中から今後の動向を注目されている若手デザイナー。今回のポップアップショップではTAKASHI NISHIYAMAの1点物を中心としたコレクションピースの他、セカンドラインTAKASHI NISHIYAMA_(タカシニシヤマアンダー)もローンチする。

→TAKASHI NISHIYAMA exclusive collection 「BIRTH OF DAGONEWT」

―ついに自身のブランド立ち上げとなりますが、ブランドを持ちデザイナーとしてどのような心境ですか

今までは海外コンテストを視野にして活動をしてきたのですがその期間に日本のファッションについて考えはじめこれからは日本を中心に活動していきたいと考えました。

―これまでITS#やMango Fashion Awardsなどのコンペティションではショーピースを中心に披露されていますが、服を売るという点はクリエイションにどのように影響しましたか

それほど影響はなかったです。
僕の作品はショーピースのイメージが強いですがそれは基本を応用して作りあげているものなのでそれは売る服を作る上でも問題ありませんでした。

―昨年の夏には海外のビッグメゾンで働きたいともおっしゃっていましたが、その後の経験を通して気持ちに変化があったのでしょうか

昔は海外での活動に興味がありました。海外コンテストを経験していくうちに日本のファッションのことについて考えるようになりはじめ国内を中心とした自身の活動のほうに興味をもちはじめました。

―ブランドコンセプトはありますか

ブランドコンセプトは僕自身が人間のカタチが好きではないということから体を覆うようなボリューム感のある作品を多く提案しています。着れることと魅せることを平行して一般的に楽しめるようなエンターテイメント性のある活動ができるよう目指していきたいです。

―セカンドライン「TAKASHI NISHIYAMA _ 」も同時にローンチされますが、どんなアイテムを展開される予定ですか

TAKASHI NISHIYAMAは自身のクリエイションを優先するためのラインに対してTAKASHI NISHIYAMA_は普段着ということを中心にするためのラインです。TAKASHI NISHIYAMAのディテール感を残しつつ実用的に落とし込んだアイテムです。

―今回初のポップアップショップを開催されますが、どのような商品が並びますか

TAKASHI NISIYAMAではディテールが凝った一点ものなどがあります。
TAKASHI NISHIYAMA_では実用的なかるいアイテムです。
個人的には個人メーカーの毎日皮革と共同制作したアイテムでルック写真をみればわかるのですが頭に装置しているヘッドピースのバックが面白いアイテムだと思います。

―ブランドとしての今後の展望を教えてください

今後は今までの海外コンテストでの経験をふまえたうえで日本のファッションシーンと向き合っていきたいです。
まだ漠然としている状態ですが試してみたいこともあるのでまずはその目標に向かっていきたいです。

TAKASHI NISHIYAMA@Laforet HARAJUKU
期間:2012年12月26日~12月31日
場所:ラフォーレ原宿 1F Container Space

Interview:Tomoka Shimogata

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