2015 秋冬シーズン のrag & bone Menswear は、「アーバンアーマー」(都会の戦士)をコンセプトに展開する。
ハイ&ローのテキスタイルをレイヤードして作る気だるいシルエットに、ユーティリティーウェアからインスパイアされたネックラインやドローコードなどの機能的なディテールをミックスし、新しいストリートスタイルを提案している。
既存の枠組みを超えたファブリック使いやシルエットに挑戦し、クラシックなテイラード ファブリックを使用したルースパンツやスポーツウェアからインスパイアされたトラックパンツは構築されたシルエットにアップデートされている。グラフィカルなストライプやスティッチのディテールはキーとなり、裾を切りっ放しにしてラフに仕上げたテイラードのスーツにも取り入れられている。
キーとなるアウターウェアはパフォーマンスやテクニカルなスタイルのものをベースにラバーでコーティングしたリネンやメルトンコート、フライウェイトのナイロントレンチ、シームを圧着加工したパファージャケットに加え、「リュクス」をモダンに再解釈したアンコンのフェルトウールのコートやムートンのフーディーなどが登場する。
アクセサリーにもフォーカスをし、オーバーサイズのウールスカーフやスヌード、アウターと同素材を使用したリュックサック、デザイン性の高いスニーカーなどをコーディネートに深みを与えるアイテムを提案。
カラーパレットは抑えめのトーンでまとめたグレー、ネイビー、セージ、ラスト、アイボリーを中心とし、さし色にサバイバルイエローを加えた。
2015SS よりショー形式ではなく、クリエイティブなアプローチでコレクションを発表してきたrag & bone 。FW15 シーズンはバレエ・ダンサーで演出家で俳優のミハイル・バリシニコフ (Mikhail Baryshnikov) とライジン
グスターのダンサーであるリル・バック (Lil Buck) のパフォーマー二人を起用したショートフィルムを作成。殺風景な背景の前で撮影された二人の踊りはコンセプチュアルで動的で見ている人を虜にする。監督にはLegs Media のGeorgie Greville, スチール撮影はNY を拠点とするイギリス人フォトグラファー&スケーターのAndreas Laszlo Konrath 、スタイリングはClare Richardson, ヘアメイクはGucci Westman とCim Mahony が担当。