ROBERT GELLER AW2015コレクションは、ナディ兄弟から着想を得ている。
1920 年代に活躍したフェンシングオリンピック選⼿として名高いアルドとネド・ナディ –、より具体的に言えば彼らの “après match(試合後)”のスタイルをインスピレーションソースとしている。
Fall 2015 コレクションはモダンでありながらも過去への郷愁が感じられる。
テーラードスーチングやダスティーなカラーパレットは、オールドスクールな上品さを漂わせつつも、どこかスポーティーでカジュアルな要素を含み、程よくアグレッシブな感覚も兼ね備えている。
コレクションの中ではフェンシング選手が衣装の上に重ね着するような、エクリュやブラックのラウンドサイズコートが⾒られる。またクラシックなボマージャケットをベースにして作られたオーバーサイズカラーパーカーは、
コレクション全体にスポーティーなリラックス感を与えている。
フェンシング選手アスリートとして特徴的なフェイスマスクのネット部分を彷彿させるマシンニットピースや、シームレストップス&グローブはもちろん、ジュエリーレーベル「1-100」のデザイナーグラハム・テイバー、ミゲル・ヴィラロボスとのコラボレーションで作成したヘッドピースも取り入れられている。
繰り返し登場するグラフィックテーマとして採用されているハンドペイントの幅広ストライプや古い地図に配置された⼤陸を思わせるウォーターカラーのドリフターペイントはシャツ、パンツ、スカーフなどに⾒ることができる。
カラーパレットは暖かみのあるレッド、ブリック、クレイレッド、ダスティーオレンジから、モスやミュートカーキ、そしてメタリック感のある寒色ではフェンシング剣のようなグレートーンやブラック、ホワイトを展開しています。
今シーズンのCommon Project コラボレーションでは、ストラップダービーシューズとチェルシーブーツが紹介されている。