Creativity & Universalityをコンセプトに2008S/Sにスタートしたブランドsaisir。今期で4シーズン目(09A/W)を迎えるブランドのデザイナー岩田さんに話をうかがった。
—以前はコレクションを行っているブランドにいたのですがそこで学んだこととは何でしょうか
パリでコレクションを行っている日本ブランドというのは数少ないですし、そういった経験はしたくてもなかなか出来ないので貴重な経験となっています。
—パターンは自分で引かれているんですか
そうですね。全部自分でやっています。ラフスケッチは描きますがパターンも自分でやるので自分で理解できる程度のものですね。
—毎シーズンのコンセプトについて教えてください
コンセプトというか毎シーズンの明確なテーマというのは特にありません。基本的にパターンから入るのでドレープを多用したものが多いかもしれないですね。メインでワンピースをやっています。
—自分が着たいものを作るということでしょうか
ベースはそうなんですが着易さであったりやっぱり商業性とかも考えたりしますね。
—どこに一番こだわりを置いているのですか
やっぱりシルエットとかカッティングとかパターン面ですね。素材メインというブランドではないですので。着た時のシルエットが綺麗に出るようにですね。
—どういったところからインスピレーションを得ているのでしょうか
特にはないですね。日々蓄積されているものが自然とあるのでそれを作るときに少しずつ取り入れているんですけど今回は「この映画がテーマです」みたいなのはないですね。
—春夏と秋冬での住み分けを教えてください
春夏の方がカジュアルですね。秋冬でも昨年の秋冬はエレガントな感じだったのですが今シーズンはカットソーを多く作っているので今までよりはカジュアルになっていますね。
—このブランドのターゲットを教えてください
20代から30代くらいの大人の女性で(値段的に)そんなに安い服でもないのでちゃんと価値がわかって、良いものを見る目を持っていて選んでくれる人ですね。
—(デビューから)4シーズン続けて何か変わったことはありますか
最初は(パターンも生地も)0からのスタートだったのでシステムというかそういったものがかったのでそういう点ではやりやすくなりましたね。
HP – http://www.saisir-clothes.com/