2月に行われたLondon Fashion WeekにてKomakino, Gemma Slackと共にBlow期待の若手として初のランウェイを披露した奇才Craig Lawrence。Gareth Pughのニットも担当し今後を嘱望される期待の若手デザイナーCraig Lawrenceに話を聞いた。
—まず今回のコレクションについて教えてください
今回はカクテルとスウィーツから着想を得ています。例えばマシュマロのように柔らかくて分厚いニットと、螺旋状のメタリック素材のものとの組み合わせだったり、大きな金魚鉢型グラスの縁から溢れ出すよう演出されたカクテルといった感じです。
—Gareth Pughと一緒に仕事をした経験から得たものとはなんでしょう
布が体の線に沿ってつめられ、きれいなひだを描いて床の上いっぱいに大きく広げられた形を見たときは大きな刺激を受けました。首の部分とアームホールの位置を変えた場合にはどのように形が変化し、体から垂れ下がるひだがどう変化するか、学びました。
—どういったところからインスピレーションを受けますか
自分が生まれ育った故郷が多いですね。休暇で訪れた海辺の町を参考にしたりします。自分の経験したことからの要素を作品にも取り入れるようにしています。 例えば、遊園地のライトを一斉に点灯したときのまばゆいほどの輝きや、趣向の凝らされたカクテルの飾りつけなども関係しているかもしれません。
—あなたのデザインに性別(男性、女性)は重要ですか
ある意味では重要ではないです。私は大抵、服を製作している時点で考えを固定していることはありません。女性のものを作っているときでも結果的により男性 に向いているものになったり、またその逆もあります。ですので、(洋服が完成し)着せてみるまでは性別について考えることはあまりありません。
—あなたのデザインアイコンは誰でしょうか
Fred Butler(Art Director)は大好きです。彼女のすることはいつでも光り輝く七色の虹の爆発のようでもあり、クレイジーに気難しく折れ曲がった形のものでもあります。
ニットは知的なSandra Bucklandや、過激なニットはSyd Bryanです。
ロシアのパフォーマンスアーティストの Andrei Bartenev はシュールレアリズムや宇宙コスチュームのアイコンです。
—あなたの顧客はどのような人でしょうか
まるでクリスマスや誕生日プレゼントかのように、人々を驚かせたり、陽気でいるのが好きな男女じゃないでしょうか。
—デザイン活動は常に同じプロセスで行われるのですか
基本的にはそうですね。インスピレーションを得てサンプルをニットし始めます。それから形やデザインを考えながらスタンドで仕事をします。または、ニット をどうするか決めるためにスタンドでの仕事から始めることもあります。ですが、スタンドから写真を撮ることで、私のデザインは発展していくようです。
—ショーを見てのプレスやバイヤーの反応はいかがでしたか
反応は良かったと思います。プレスはBeth Ditto(The Gossipのヴォーカルでファッションアイコン)が‘Dazed and ‘Confused’の5月号に掲載されたときの私の服を着ていたのが良かったようです。けばだった激しいメタリック素材と、柔らかな分厚いリボンニット との対比も好評だったようです。特定の販売先はまだ決まっていませんが。
HP – http://www.craiglawrence.co.uk/
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