Interview

Charlie Le Mindu

フランス生まれのCharlie Le Minduはロンドンをベースに活躍するセレブリティヘアースタイリスト/デザイナー。彼がロンドンファッションウイークで提案するコレクションは斬新なデザイナーが多いロンドンでも異彩を放ちカリスマ的人気を誇っている。またへアースタイリストとしてSOHOのセレクトショップMACHINE-Aにて不定期にポップアップサロンをオープンしている。

―あなたのことについて教えてください。何をしているのですか

私はフランスの田舎町Castelnau de Medocにある祖母のヘアーサロンで13歳の頃に美容師を始めました。高年齢の女性たちの髪を切るのはとても楽しかったのですが何かを変える必要があった。なので祖母のところを去りぺルリンのパンクな場所に移住しました。しかしパンクの人にはヘアーカーラーを使用した私は奇妙に映っていたと思います。だから私はより楽しく、より大きなヘアーを作る為にロンドンに移住しました。

―ポップアップサロンについてお尋ねします。なぜMachine-Aにオープンしたのですか。自身のルーツに戻るということでしょうか

以前はベルリンのクラブでポップアップサロンをやっていました。それはたのしかったのですが時に少し暗かったです。そこで髪の毛を切っている時は人々の顔がクリアーではありませんでした。髪を切り終わった後にみんなとダンスするのがとても楽しかったです。
それからロンドンのMachine Aでポップアップサロンをやることに決めました。素晴らしいお店でそこで働いている人も好きだったからです。

―ポップアップサロンをやり終えて今何を感じていますか。どんな感想を得ましたか

とても素晴らしかったです。つまらな髪をしている人々は大嫌いなのでただクールなヘアーを作りたいと思っています。私が言いたいのはクレージーにではなくセクシーにです。中にはほんとありえないようなひどい髪形をしている人もいます。そういう人達は私たちがポップアップサロンをやる2010年中にどうにかする必要がありますね。

―ヘアースタイリングとあなたのブランドについてお尋ねします。あなたのヘアースタイリングやブランドにおいての哲学やコンセプトまたは信念についてお聞かせください

私が思うにヘアースタイリングとブランドは完全に違うものです。自分自身をより表現するのは自身のブランドです。自分のブランドでは時にクレージーに時にビッグにときにおかしくなれます。しかしヘアドレッサーとしてクライアントに接する時はよりセクシーに人々を美しく、ユニークなスタイルにすることが好きです。

―あなたにとって“ヘアー”とはなんですか

ヘアーは私にとって神です。

―あなたが好きなモノについてお尋ねします。好きなファッションブランド、音楽、映画はなんですか

好きな音楽はKap Bambinoとパンク音楽です。好きな映画は音楽とは違ったテーストのモノですが最近はそんなに見ません。好きだったポルノ映画も寝転びながら5分ほどしか見ません。好きなブランドはJean Paul Gaultierです。

―あなたが尊敬している人物は誰ですか

Anna Trevelayn(スタイリスト)とJean Paul Gaultierです。

―ロンドンについてお尋ねします。現在のロンドンファッション、ヘアーシーンについてどう考えていますか。刺激的だと思いますか。

刺激的だとは思いません。リラックスが必要だし、人生はキャットウォークではありません。刺激的なファッションが生まれているのはロンドンの外、どう見られるかなんて気にしない人々が住んでいる場所です。

―日本のことについてお尋ねします。これまでに日本に行ったことはありますか。日本のファッションや美容業界はどのように感じていますか。興味がありますか

正直良くわかりませんが是非行ってみたいと思っています。日本の男の子も日本人も大好きですので。

―これから予定されている出来事や将来のビジョンなどがあれば教えてください

私は現在ディズニーと頻繁に仕事をしジャン・シャルル・ド・カステルバジャックのスタッフとも共に仕事をしています。
近い将来Charlie Le Minduのブティックをオープンしたいと思っています。

Interview:Yasuyuki Asano Translation:Masaki Takida

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