岡山を拠点に活動するPOTTOが7月12日東京で”POTTO COLLECTION 2013 UF男とネス子たち”を開催する。ショーは第1会場となる代々木公園、第2会場となる2.5Dの2か所で発表される。
―今回のタイトルは「UF男とネス子たち」ですけどどういう意味なんですか？
それを言ってしまうとネタバレになってしまいます。
とりあえずUFOは全然関係ないし、ネッシーも出てきません。
―全然関係ないんですか？
関係なくはない。でも物語で・・・・。説明はものすごく難しいです。
―ではその説明の難しい物語が今回のショーではちゃんとストーリーとして落とし込まれているということですね
それをショーでちゃんとやります。ただ、見る人によってどうとでも取れる、全部正解なんです。見る人ぞれぞれが興味あることが何かによって「あ、こういう意味なんだ」っていうのが変わってくる。
―タイトルはいつ頃決まったんですか？
3週間くらい前ですね。
―DMには何か意味があるんですか
全部近所を僕が撮影したものです。工事中の場所とか、畑とか。
意味はあります。ショーを見ればその意味はわかります。でもそれは1つの方向で、もっといろいろあるんです。
―ストーリーはいっぱいあるってことですか
うーん、どこからでも出てくるみたいな。
今回は言葉というのが凄く大事になっています。でもこれ以上は・・・・
―以前インタビューさせていただいた時は3月か4月にやるといっていましたが？
出来ないんですよね・・・・。結果的にそうなっちゃったというか。
これ以上後になると瀬戸内芸術祭になってしまって（POTTOは瀬戸内芸術祭に参加）、10月になると子供が生まれてしまうので出来ない、と考えるとこれがぎりぎりのタイミングなんです。明後日からは高松ですし。
―結局今回も他とは違うタイミングでの発表になりましたね。
それはあまり関係ない気がするんですよね。
今（渋谷パルコの）MEETSCALストアでフィーチャーしてもらっていますし、ショーが終わったらこの服はMEETSCALストアで販売されます。
―東京での生活を経て、岡山の生活から影響を受けたコレクションになるということでしょうか？
そうですね。あとはいろいろ長い人類の歴史から得たもの。
僕がいまここで喋っていますよね。それでインタビューしてもらっていますよね。でも本当はいないし、僕も本当はいない。僕らの間に本当は他の人がいてご飯食べているかもしれない。そういう感じです。ショー自体が。世界を凝縮したというか。
―なぜ今回は会場を２箇所にしたんですか？
1つの会場ではやりたいことがやりきれないからです。
―2.5Dではユーストリームで生放送されますがそれも重要だったんですか？
僕が住んでいるのは岡山ですし、そういう来れない人の為にもユーストをすれば見れると思ったので。
2.5Dではいろいろ説明するという感じになります。
―代々木公園で第１部をやって２．５Dで種明かしをするということですか？
割とそういう感じかもしれないですね。だから代々木公園しか見なかったらなんかよくわからないっていう感じで終わってしまうかもしれません。
―前回のショーも見てもなんだかよくわからない部分の方が多かったですけど。
確かに・・・、あれはみんなにわからないといわれました。
今回の方が全然わかりやすいけど説明をすればするほど全然わからない。
この場所に他の誰かがいるということがわからないともう何もわからないかもしれない。
―超常現象ですか？
超常現象とかではなくて幽霊とかは大事ですね。幽霊はいる、UFOもいる。そういう感じです。でもいるかどうかというのはわからない、でもいると思っている人にはいるからそれが現実。
―代々木公園を見に行けない人もユーストだけ見れば理解できますか？
わかると思います。いやわからないかもしれません。
ここにいないひとはいないけどでもいる。いないからといっていないわけではない。そういうことです。
―言霊ですか？
それも大事です。全部大事。
―よくわかりません
そういうので服がものになって、あってないようなもの。それにどう価値がついてきて売られるのかっていう実験です。
―みどころはなんですか
なんだろうなー。面白いと思うんですよね。
2.5Dに出る人達が面白い。それだけで面白いですね。
―新しいのでしょうか？
新しくもあり、2000年くらい前からあることでもある。2000年古くて5年くらい新しいかもしれない。
―ここまで話を聞いても結局何もわかりません。ショーを見てそういった批判も受け入れてくれますか？
勿論です。なんでも言ってください。
2.5Dはイベントなんじゃないかと思われているかもしれないけどそうではなくてファッションショーなんです。公園も2.5Dもファッションショーです。
―モデルは１部、２部一緒ですか？
違います。
出てくれるモデルさんも誰一人として今回のショーの意味がわかってないから。
―説明してないんですか？
説明しましたよ。でも誰もわからない・・・。
―2.5Dの出演者は書かれていましたが代々木公園は一般人のモデルを使うのですか？
一般人といえば一般人ですが幽霊といえば幽霊です。
―パルコも幽霊なんですか？
パルコは幽霊じゃないです。モデルです。
―どちらかがUF男でどちらかがネス子たちということですか？
そうではないです。
UF男はこいつなんじゃないかっていうのはあるかもしれないですね。
―とりあえず代々木公園来て、2.5D入れない人はユーストを見てくれということですね。
そうですね。2.5Dはフル(定員)なので代々木公園きてもらってスタバとかでユースト見てほしいですね。でもどうなるか全くわからないです。
代々木公園は誰でも見れますが人が集まりすぎると怒られる可能性はあります。なのであまり来すぎないでください。でもたくさん来て欲しいです。（人が）来すぎたらちょっと考えます。怒られなければなんでもいいですけどね。
―服はもう出来ているんですか？
服はもう出来ています。でもそれ以外のことが大事なので。
今回のショーを見て泣いてもいいんですよ。
―え？
感動するんじゃないかと思います。泣いちゃうんじゃないかと心配している人もいます。
ちょっと長いかもしれないのでそれはわかってきてください。
普通に15分くらいのショーだと思っていたらとんでもなく長いと思います。はっきりとはわからないですが1時間くらいはあるかと。
Interview & Text:Masaki Takida
第1会場 代々木公園 ケヤキ並木
日時：7月12日18時～19時（雨天中止、小雨決行）
※人数の制限などはございませんのでどなたでもお越しください。
※詳細はブログやツイッターで更新します。
POTTO:http://changefashion.net/blog/potto-blog
RERE:http://rerediary.blog94.fc2.com/
第2会場 渋谷パルコパート1 6F Social TV Station 2.5D
日時：7月12日 20時Open 20時30分 Start
出演：上村聡（遊園地再生事業団）、柴田聡子、高橋真理、野口秋乃、山下陽光（途中でやめる）、アラスカン（ネオ）
※定員80名の為予約を優先させていただきます。
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