9月12日、ロンドンファッションウィークに先駆け、イーストロンドンに位置するギャラリーTony’s galleryにて、Ethical(エシカル)をテーマに東京で活躍する若手デザイナーブランドを集めたエキシビション Secori Gallery Ethical Fashion Exhibitionが開催された。
Secori Galleryとは、若手日本人キュレーターShinya Miyaura氏により立ち上げられたプロジェクト。ロンドンでの開催は今回で2回目となる。
Secori Galleryが掲げるテーマ「Ethical(エシカル)」とは、1997年当時の英国首相トニー・ブレア首相の発言により広まった言葉である。「地球環境や社会に配慮した」という事を意味し、移り変わりの激しいファッション業界全体にとって、さらに今後考えていくべき概念だ。
今回フィーチャーしたのは、YUYA MIURA、TAKASHI NISHIYAMA、qwerty、nusumiguiの4ブランド。
YUYA MIURA、TAKESHI NISHIYAMAは、大手ブランドが使用しなくなった上質な生地を再利用し作られたアイテムを、qwertyは、日本のファストファッションブランドの商品を分解し、ニードルパンチでたたき合わせた生地から新たに作られたアイテムを発表。nusumiguiはマーケットなどで得た古着を、木の枝で作られたボタンやニットのユニークな切り返しを使い、暖かみのあるリメイクアイテムを発表した。
また、ギャラリー内にあるオブジェの様なマネキンは、人の型取りなどから全て工業品に頼らず手作業で作られたもの。全てにおいてテーマであるEthicalを感じる、メッセージ性の高いエキシビションとなった。
エキシビションは今月17日まで開催される予定。
Secori Gallery at Tony’s Gallery
68 sclater street,London,UK E1 6HR
opening time : 10am – 7pm
Photo & Text:Yukari Inatomi