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MCM Celebrates Its Heritage by Showcasing The New and The Next in Berlin VIVA MCM! VIVA BERLIN!
グローバルラグジュアリーブランドMCMは、ドイツヘリテージとそのDNAを体現すべく“VIVA MCM! VIVA BERLIN!”のテーマを掲げ10月4日、5日の2日間にわたり、想像もつかないような街角に今もなおクリエイティビティを再建させ続けているベルリンを称え、メッセージ性の高いアートやミュージックシーンとともにショーケースイベントを開催した。 1976年にミュンヘンにて設立されたMCMは、ドイツのクラフツマンシップとミレニアルスタイルのインターナショナルシンボルとして展開し、クリエイティブコミュニティを併せ持ったグローバルカルチャー都市・ベルリンに接点を見出し、共感している。 バウハウスの活動に感銘を受け、21世紀の時代精神を象徴するMCMのコンセプト、ニュースクールラグジュアリーは、まさに現在のカルチャーシーンを表現。また、MCMというブランドそのものが、東や西など様々な人々が革新的なアイデアを持って交錯する、自由な思想を持ち、新しき未来を創造し、伝統と革新の精神の息づいたコンテンポラリーユースカルチャーの中心都市・ベルリンに共鳴し、日本からは秋元梢さんをはじめ、インターナショナルメディアやインフルエンサーをこの“ジャーニー”に招待した。 初日は、The Store at SohoHouse Berlinにてベルリンのエレクトリックなインターナショナルミュージックシーンを凝縮したパーティーを開催。Martinez Brothers のリミックスでも知られているDJ兼プロデューサーPeggy Gou氏のプレイで幕を開け、ベルリンで活躍中のテクノボーイバンドトリオFJAAKに引き続き、オーストラリア出身のミュージシャン兼ペインター、パフォーマンスアーティストEgonElliutによりエンディングを迎えまた。大胆で自由なベルリンの精神と、サウンドの境界を押し広げるDJたちのコミットメントを体現した一夜となった。 このオープニングパーティでは、FJAAKとMCMのコラボレーションを発表。トラベルにインスピレーションを受けたFJAAKがMCMのために制作した20分のミックスを収録したUSBポーチが公開された。 続く2日目には、ベルリンのアートコミュニティ―の中心であるKönigGalerieにゲストを招き、ディナーとともにスペシャルコレクションを発表。KÖNIG SOUVENIRによるキュレーションのもと、ギャラリー、アーティストがMCMのプロダクトを使って製作した、ユニークなMCMリミテッドコレクションをお披露目した。 「我々は、“Opinion Wear”を作り出したいのです。アクセサリー、洋服、そのほか日用品で、意思を表明するもの、大胆でカッティングエッジな世界の見方を表現するような、偉大なアートと同じやり方のもを。」KÖNIG SOUVENIRファウンダー兼パートナーであるDavid Mallonは語る。 MCMのチーフ・ヴィジョナリー・オフィサーであるキム・ソンジュいわく、「ベルリンは象徴的な歴史を持つ都市です。しかし自由と表現を探求し続けることで、生まれ変わり続けています。MCMはベルリンのその再生のムーブメントとクリエイティヴコミュニティ―に強いインスピレーションを受けました。アート、ファッション、エンターテインメントが融合し、アンダーグラウンドがメインストリームと合流する都市、それがベルリンの今なのです。」
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2017.10.13 16:15
Mulberry AW16 After Show Party
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2016.2.23 15:25
RIMOWAストア 東京 表参道 Opening Reception
RIMOWAの日本総代理店を務める株式会社林五は、「リモワストア 東京 表参道」「リモワストア 大阪 心斎橋」のオープン(4月24日)を記念して、ドイツ本国からRIMOWA GmbH President & CEO President & CEO President & CEO President & CEO President & CEO President & CEO President & CEO President & CEO President & CEO President & CEO President & CEO ディーター・モルシェック氏を招き、グランドオープニング レセプションを開催した。 RIMOWA(リモワ)は、アルミニウム合金やポリカーボネイト製のラゲージを提供する世界有数のプレミアムブランドであり、未だドイツで製造を続ける数少ないメーカーの1つである。1898年ドイツ、ケルンに創業し、代名詞ともいえるアルミニウム合金をスーツケースに採用したのは1937年。1950年には、現在も受け継がれるシンボルデザインである“グルーブ”(グルーブ=スーツケースのシェルに平行に入った凸凹のリブ加工)が、航空機ユンカースからヒントを得て誕生した。 「ドイツのエンジニアリング」とは、優れた素材と卓越した技術、類まれなるデザイン、それらが融合され最高品質に作られていることであるとRIMOWAは考える。伝統を重んじながらも最先端の技術を取り入れ革新し続けること、 また品質へのこだわりから、すべてのラゲージラインに職人技と厳密な工程管理を行うことこそが、RIMOWAを世界的なブランドへと躍進させた。 「リモワストア 東京 表参道」「リモワストア 大阪 心斎橋」は、世界で展開されるリモワストアと同様、シンプルでエレガントな白を基調とした店舗。カラフルで美しいスーツケースが映えるRIMOWA専用の什器が配置されている。両店舗とも2フロアの構成で、一角にはRIMOWAの代名詞的な存在でもあるTOPASを称えるラグジュアリーなブラックコンセプトの部屋を備えている。 読者問合せ先 : 林五プレスルーム Tel: 03-6804-2952 www.hayashigo.co.jp
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2015.6.11 14:19
KIMMY.J
新鋭ストリートブランドが続々と台頭する韓国ファッションシーンにおいて、流行とは一線を画するようなクラシカルなシルエットに鋭い差し色やテキスタイルで異彩を放つKimmy.J。AW16はパリの展示会にも参加したデザイナーHeejinKimが11月初来日した際の、日本初のインタビュー。 --こんにちはHeejin、ブランドはいつ設立したのですか? こんにちは、Kimmy.Jのデザイナー、Kim Heejinです。Kimmy.Jは2013年にローンチし、SS17で8シーズン目になります。 --あなたの経歴を教えてください。 私はソウルの延世大学の生活デザイン学科出身、大学では、日本で言うとMUJIのようなプロダクトデザインを専攻していました。2008年に韓国のあるTVプログラムで、VMDデザイン賞を取り、それからファニチャーデザインの会社に入りました。 --ファッションではなく、家具なのですね。 はい、3年ほどそこで働いたのですが、ほとんど決められたデザインをプロダクトすることに面白さを感じなくなってしまい、セントマーチンスの短期コースを卒業後、2012年にジェイルモジックに入社ました。 --ノナゴンで有名な会社ですね。 はい、こちらでスポーツウェアのデザインを担当しました。その後SFCS(seoul fashion creative studio、国が選出した若手デザイナーに、ワークスペースを供給し、デザイナーをバックアップするプログラム)に選出され、Kimmy.Jをローンチしました。 --あなたのデザインは韓国ストリートブランドの中でも独特ですが、どんなデザイナーに影響を受けていますか? ファッションというとなかなか浮かばないのですが、自分のアートワークとして、ペク・ナムジュン(韓国のビデオアートの先駆者)のビデオアートには影響を受けています。個人的に好きなデザイナーはジュンヤワタナベです。 --日本のデザイナーは知っていますか? コムデギャルソン、アンダーカバーは知っています。あなたたちが関わっているミチココシノも、学生のころ大好きでした! --Kimmy.Jは韓国ではどのようなショップで見ることができますか? カンナムにKimmy.Jのショップがあり、そちらで販売しています。現在は様々な百貨店とも話をしていて、今季AW16はこの後すぐ香港のショップに並ぶ予定です。 --そのAW16のルックは、欧米人を起用していましたが AW16は展示会でパリに行きました。そこでミニショーを行い、ルック写真もそちらで撮影しました。 --AW16のクリエイションには、ブラックレザーと強めのピンクが使われていますが、それはどのようなところから来た発想ですか? 最初レザーを作った時は、ブラックのみからスタートしたのですが、徐々にカラーが増えていっています。今回のAW16では、ピンクを使うことで男性の強さを魅せたかった。ピンクは可愛いイメージがあるのですが、強い男性が着ると、その強さが引き立つのです。 --強さといえば、韓国の獅子ヘテの刺繍が使われています。 ヘテは是非・善悪をわきまえる伝説の動物です。AW16のコンセプト「WITHOUT 自我省察MUST BE人生差押」の意味、自分を常に省みなければ、人生は行き詰まってしまうという、まさにこのテーマにピッタリなアイコンでした。間違った道を選びそうな時、ヘテが正しい方向に導いてくれるのです。 --SS17はどのようなコレクションになりますか? コレクションのテーマは「7696 KARMA」。親から与えられたカルマを生きている間に解くことが宇宙の法則であるという、少し難解なテーマですね。それを、親の世代の青春の終わりとすることができる76年と、新しいストリートカルチャーの転換点である96年の出会いという形で表現してみました。76年から東洋的なオブジェ等を取り出し、96年に流行したオールドスクールヒップホップファッションの流れに乗せ、Kimmy.J独特のカラーやツイストも盛り込んだコレクションです。 --ソウルでは、東京や他の国に比べ、ストリートファッションが流行しているように思いますが、あなたもそう感じますか? 韓国では、音楽やクラブ等とファッションを楽しむような若者のストリート文化とがリンクしているので、この傾向は長く続くと思います。様々なスタイルのストリートファッションが出てきているので、同じストリートファッションの中でも、それぞれのスタイルに合わせて楽しめると思います。 --あなたのクリエイションは、レザーやニットの質も妥協せず、ボタンやジッパーまでオリジナルで、クオリティもプライスも、他の若手ファッションブランドと一線を画するようなラインナップなのですが、あなたはブランドがモードファッションとストリートファッションの間のどの辺りに位置していると思いますか? そういった拘りはあまりなく、そこを意識して考えた事はないのですが、敢えて言うならばストリートファッション寄りで、それでもアートワークをより強く魅せたいです。 --日本のファッションピープルに一言お願いします。 日韓の百貨店で単独のポップアップの話が進んでおりますので、是非とも日本でも販売したいと思っています。日本の文化や食が凄く好きなので、是非ともまた日本に戻ってきたいです! --ありがとうございました。 Interview Kazuma Mori Translate Heekyung Kang
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2017.3.7 18:23
映画「エヴォリューション」 監督ルシール・アザリロヴィック
2016年11月26日(土)より、各映画祭で大きな反響を巻き起こしたルシール・アザリロヴィック監督による圧倒的な映像美で描かれた禁断のダークファンタジー映画『エヴォリューション』がアップリンク渋谷、新宿シネマカリテにて公開される。 森で暮らす少女たちを描いた前作『エコール』から10年ぶりに来日した監督のルシール・アザリロヴィックに話を聞いた。 © LES FILMS DU WORSO • NOODLES PRODUCTION • VOLCANO FILMS • EVO FILMS A.I.E. • SCOPE PICTURES • LEFT FIELD VENTURES / DEPOT LEGAL 2015 ―映画の構想は前作「エコール」制作前からあったそうですが作品にするまでに10年以上の歳月がかかったのはなぜですか? 「エコール」撮影以前に「エヴォリューション」という作品の構想はありました。その時は病院のイメージや、病院にやってくる男の子というイメージがあったくらいでそれを温めていこうとした時に、友人から「エコール」の原作を読んでみないかと言われて読んでみたらそっちの方に意識がいってしまい「エコール」の撮影をしました。「エコール」が終わってから「エヴォリューション」に取り掛かり始めて、病院から海のイメージまで広がったのですが、ストーリー作りや映画の制作に時間がかかったというよりも、説明するのが凄く難しい内容なのでなかなか受け入れてもらえなく、予算を集めるのに凄く時間がかかってしまったんです。 ―タイトルの「エヴォリューション」(進化)にはどんな意味が込められているのでしょうか? タイトルの“エヴォリューション”には二つの意味が込められています。 一つはダーウィンの進化論ではないのですが生物学的な進化という意味での“エヴォリューション”です。人類は遥か昔海に存在し、進化の過程で陸に上がり哺乳類へと進化しました。海の生き物と人間の混成によるハイブリッドな生物を生み出すという意味での“エヴォリューション”。もう一つはこれから成長していく男の子の心の成長という意味での“エヴォリューション”です。 ―作品の内容はどういったものから影響を受けているのでしょうか? 作品の内容は特に風習などから影響を受けているということはありません。自分の中で実際にあった、感じたものを組み合わせて作っていきました。それからあえていろんな設定を逆にしています。映画に出てくる女性達は普通の女性のイメージではなく、危害を加えるような存在です。男の子はデッサンをしているのですが彼は空想の中で現実を描いていますが私の映画は映画の現実の中で空想を描いています。少年の不安な気持ちを描くというのがまず最初にあり、そこから母親との関係など広げていきました。 ―映像美が印象的な作品でしたが撮影手法やロケ地などでこだわった点はありますか? 映像的に美しい場所を見つけることが出来た、ロケ地に凄く恵まれたということが大きいと思います。海の中のシーンもそうですし、美しい自然がある、火山の島で、黒くごつごつした岩、白い壁の村、そういった対比が私が描いていた通りのロケ地に出会えたんです。あの島を選んだのはその村があったからというくらいぴったりなものでした。文明から孤立していてまるでおとぎ話の中にでてくるような、それでいて病院的なイメージもある、あまり観光客もこないような場所でした。頭の中にあったイメージはセラドール監督の「ザ・チャイルド」という映画に出てくる村です。 撮影監督はマニュエル・ダコッセという人なのですが彼は仕事が早く的確に私が意図していたものを実現してくれた。照明は自然光を使う。カメラはフィックスで動かさずアップにするところはアップにするということをよく話し合い、構図的には60年代の日本映画の構図を彼に勉強してもらい本能的に撮影していきました。今回はデジタルでの撮影だったのですがテクスチャーに凄くこだわったのであまりにもはっきりしたものがでないように少しぼんやりとした夢のような映像を撮ることをこころがけました。 ―前作同様子供に焦点を当てた映画ですがなぜそういった子供に焦点を当てた映画を撮ろうと思ったのですか? 私自身その年齢だった時期に色んなものを感じた、その頃の自分というものが強く残っています。映画を撮ることでカタルシスを得ようとしているのかもしれません。「エコール」だけでなくその前の「ミミ」も子供を主人公にしているのですが、9歳から11歳くらいの子供というのはとても感受性が強く、大人の世界に入っていくにあたり色んなものをはじめて体験する時期です。そういうのが凄く面白いと思っているのでそういった子供達に焦点をあてた作品を作っています。 ―この作品は世界中で評価され、映画祭も様々な賞を受賞しています。映画が評価されたことに対してどのような感想をお持ちですか? 先程お話した撮影監督のマニュエル・ダコッセの力が非常に大きいです。たくさんの映画祭で撮影賞をいただき視覚的なパワーがあると評価されたのだと思います。脚本を書くのに凄く苦労したので脚本賞もいただけたら嬉しかったのですがそれはかないませんでした。 ―次回作の構想は既にあるんですか? あまり具体的な話はまだ出来ないのですが今書いているものはあります。今回「エヴォリューション」を作るのにあまりに時間がかかってしまった。また同じように時間がかかってしまうんじゃないかと思うと少し怖いですね。 映画『エヴォリューション』 (2015年/フランス/81分/フランス語/カラー/スコープサイズ/DCP) 脚本&監督:ルシール・アザリロヴィック(『エコール』(2004)『ミミ』(1996)) プロデューサー:シルヴィー・ピアラ、ブノア・カノン 撮影監督:マニュエル・ダコッセ 美術監督:ライア・コレット 出演:マックス・ブラバン、ロクサーヌ・デュラン、ジュリー=マリー・パルマンティエほか 配給・宣伝:アップリンク 2016年11月26日(土)より、アップリンク渋谷、 新宿シネマカリテ(モーニング&レイト)ほか全国順次公開 公式サイト: http://www.uplink.co.jp/evolution/ facebook: https://www.facebook.com/evolutionmovie.jp/ Twitter: https://twitter.com/evolution_movie
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2016.11.24 18:39
Paul Andrew
イギリス生まれのPaul Andrew(ポール アンドリュー)はNY を拠点としたシューズ&アクセサリーデザイナー。Donna Karan、Calvin Klein)、Alexander McQueenなど名だたる一流ブランドで15 年以上の経験を経て、2013 年SS より自身のブランドをスタートした。ブランド始動後まもなく、Next Magazine アクセサリーオブザイヤー、Fairchild Publications× Footwear News “Launch of The Year 2013”を受賞し、2014年にはCFDA/VOGUE FASHION FOUND のトップオーナーズを受賞し一躍注目を集めた。2015 年、CFDA SWAROVSKI AWARD のアクセサリーデザイン部門にノミネート。現在、日本のRESTIR BOUTIQUEを始めとした世界中のセレクトショップやブティックにて取り扱われている。 ―あなたがシューデザインに興味を持った理由を教えてください。 私の父親は英国王室の家具職人をしていました。素晴らしいアンティークの家具や、職人の技術、そういったものが身近にある環境で育ち自然とそういったものが私に影響を与えてきました。同時にイギリスのファッションマガジンを読みはじめファッションにも興味を持ちました。また、同時に建築にも興味を持ち、モダンビルディングをデザインすることにも憧れていました。それぞれあまり結びつかないと感じるかもしれませんが私が靴デザイナーになったのはというのはそういったこと全てが積み重なった結果だといえると思います。Paul Andrewの靴は完璧な職人技術で作られた美しいバランスで成り立っています。私にとってシューデザインとはビルをデザインするようなものです。まっすぐに立っていなければいけないし、そのバランスがとても重要なのです。技術に基づき計算された形がなければ倒れてしまいます。 ―大学を卒業した後、Donna Karan(ダナ・キャラン)、Calvin Klein(カルバン・クライン)、Alexander McQueen(アレキサンダー マックイーン)といったトップメゾンで経験を積みました。そこでの経験はあなたにどのような影響を与えていますか? それぞれのメゾンで特色は違いますし、学んだことは異なります。最初に経験を積んだAlexander McQueenでは1990年代後期に仕事をさせてもらったのですが、その頃彼はまさにファッション界で最も位のイノベイティブなデザイナーとして世界中から賞賛をされていました。彼は私に「常に既存の考えにとらわれることなくデザインをしなさい」と言っていました。NYに渡りCalvin Kleinではよりウェアラブルでミニマリズムともいえる考え方を学びました。Donna Karaは女性そのものに寄り添ったモノづくりをするブランドでした。カスタマーがどのようなライフスタイルを送り、どのような洋服を着るのか。そのどれもが全く違う考え方のブランドですがそのどれもが今のPaul Andrewというブランドを形作っているといえます。 私はブランドをスタートする時に500人以上の女性に調査をしました。どのような靴があなたにとってパーフェクトな靴なのかということを。なぜかというと今市場に出回っているほとんどの靴が1970年代に作られたデータをもとにしています。モダンな女性の為の靴をデザインする為に現代の女性を知ることを重要と考えました。Paul Andrewのシグネチャーともいえるパンプスはクラシックで一見とてもシンプルに見えますが目で見る以上に複雑な工程から出来上がっているのです。とてもシンプルに見えますがそういったディテールをどうするかによって履いた時の見え方や履き心地、そして歩いた時の美しさが全く変わってくるのです。そういう部分にこだわっているのはDonnaやCalvinの影響があるといえるでしょうね。 Paul Andrew Pre-Spring 2016 ―シューデザインにおいてもっとも重要視する部分はどんなところでしょうか? まずは靴そのものの価値、デザインの部分を考えます。それがどのような形に見えるかということです。なぜなら最初に人々が興味を示すのはデザインだからです。その次に考えるのはその靴を履いた時にどのように感じるかを考えます。デザインに興味を持ち靴を見たその後は靴の中に足を入れます。もし履いた時に快適じゃなかったらいくらデザインが素晴らしいものでも購入はしませんよね。だからそのふたつは同じくらい重要な要素だと考えています。 ―ファッションショーを行っているブランドにも靴を提供していますがランウェイで使用している靴は未完成なものも多いと聞きます。ランウェイでも履き心地は重要視して作っているのでしょうか? 私はこれまで完璧にフィットしない靴を世に送り出したことはありません。たとえそれがファッションショーに使うものだとしても。 ―ブランドデビューしてから僅か3年でブランドがここまで成長すると立ち上げ当初想像はしていましたか? ブランド設立当初に描いていた大きな夢が少しずつ実現しつつあると感じています。CFDAで賞も受賞しましたし、影響力のあるセレブリティ―達にもたくさん履いてもらっています。しかしまだまだブランドとしてやることはあると思っていますし、様々な可能性があります。人間に例えれば赤ちゃんのようなスタートしたばっかりの会社なのです。私はそれらひとつひとつをスローペースで一歩ずつ着実に実行していきたいと思っています。 ―東京ではRESTIRで来日パーティーも行われ、たくさんの顧客とも触れ合ったと聞きました。日本人の女性の印象はどのようなものでしたか? 私はここ最近頻繁に旅行し、実を言うと東京はこの2週間のうちに7つ目の都市なんです。世界中の様々な都市を旅してきました。その理由は自分のカスタマーに直接会いどんな女性が購入し、どういうところに惹かれたのかというのを直接聞きたいからです。カクテルパーティではたくさんのお客様に会うことが出来、また話をすることが出来、とても素晴らしい夜でした。私は日本の女性はとても洗練されていて自分を持っている人が多いと感じています。私は理想のシューズとしてシック、エレガント、ジョイフルという3つの言葉を挙げています。それはまさに日本の女性にもピッタリな言葉だと思います。 Paul Andrew Spring 2016 ―デザインのインスピレーションはどういったところから。 毎シーズン異なる都市が私のインスピレーション源となります。ラストシーズンはNYでクライスラービルディングなどから影響を受けています。今シーズンは香港がテーマです。昨春に初めて香港を訪れました。街自体にとてもインスパイアされ、NYに戻り、ウォン・カーウァイの映画、花樣年華(In the mood for love)を見ました。マギー・チャンが映画の中で着ていた美しいドレスの数々がとても印象的でそういったものから着想を得ています。次の冬はイスタンブール、アラベスクディテールがモチーフです。もしかしたらその次は東京をフィーチャーしたコレクションになるかもしれませんね。 ―近々メンズシューズもローンチされるようですね。 この夏にデリバリーがスタートします。メンズがローンチされ、店頭に並ぶのがとても待ち遠しいです。メンズシューズのデザインは私がずっとやりたかったことの一つですから。モダンな考え方を持った、現代の男性の為にデザインしたメンズシューズを探していましたがそういったものが今まではマーケットにはありませんでした。今マーケットに溢れているのはクラシックでトリッキーなものばかりです。スタッズやバックル、装飾過多なものや派手なカラーリング・・・・。私のデザインした新しい靴がマーケットで受け入れられることを望んでいます。ファーストシーズンはアメリカではBARNEYS NYでエクスクルーシブで発売されます。フランスではColette、ドバイではLebel Shoe Districtなど洗練された世界のブティックで販売が決まっています。 ―メンズとレディースで考え方に違いはありますか? 全く違いますね。デザインに対する考え方、靴を作る工程、工場も違いますし、使われる素材も違います。私はメンズの靴をデザインするのがとても好きです。私にとってメンズシューズのデザインはとてもパーソナルなものなのです。 ―なぜブランドを始めてからメンズコレクションをローンチするまでに3年もかかったのですか? それはメンズコレクションを始めるまでの過程をとても大切にしていたからです。どのようにブランドを確立し、ブランドを成長させていくのか。その結果としてのメンズシューズのコレクションなのです。私は何事も急いで進めることはしたくありません。ブランドが成熟するためには長い時間をかける必要があります。メンズをやらなかったのはブランドとしてメンズをやる準備ができていなかったからだといえます。2014年にCouncil of Fashion Designers of America/Vogue Fashion Fundを受賞し30万ドルの資金を手にしました。プライズのおかげでメンズシューズコレクションをローンチすることが出来ました。ただメンズシューズは私が今後手掛けていく数多くのプロジェクトの1つに過ぎません。 Paul Andrew Pre-Fall 2016 ―今後ブランドのカテゴリーをより広げていくということでしょうか? そうですね。今後様々なカテゴリーに挑戦していくと思います。ハンドバッグもそうですし、スモールレザーグッズにアイウェア、さらにインテリアやファーニチャーなども手掛けることになるでしょう。つい先日、カントリーサイドに家を購入し、今現在家の内装を手掛けている最中です。そういうことからもそういったことをデザインすることになるのはとても自然なことといえます。 ―今後の展望はありますか? これまでと同じようにゆっくりと着実に成長していくことを望んでいます。つい最近ウェブサイトが新しくなったのですが今後オンラインショップもスタートすることになると思いますし、ゆくゆくはブランドのブティックもオープンしたいと思っています。ただ先ほども言いましたがブランドとしてはまだ赤ちゃんの段階です。それに物事を急いで進めることはしたくありません。ゆっくりとブランドを確立していければと思います。 Paul Andrew:https://paulandrew.com/
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2016.6.6 21:06