進化、再考、変化。ピーター・デュンダスのRoberto Cavalliのクリエイティブ・ディレクターとしての最初のコレクションは、ブランドの基本の要素 ― その本質 ― に回帰し、現代の新しいRoberto Cavalliウーマンを定義した。
　
ピーター・デュンダスは、彼のヘリテージ・コレクションを掘り起こし、Roberto Cavalliチームの歴史の名高いメンバーとしての彼自身の過去と同様に、ブランドのアイデンティティを蘇らせ、復活させ、ダイナミックで若々しい新しい提案を織り込みました。フレッシュ、強い自己主張、自由：Roberto Cavalli womanの全てのホールマーク（特徴）。
フリーダム ― ボディとインスピレーションの ― がキー。
ダンダスはRoberto Cavalliのエクセレンス（卓越している美）を、デニム、レザー、そして熟練の活気のあるクラフツマンシップに落とし込み、洋服の自由なミックスのために、プレシャス（凝り過ぎた、高価）なイメージの概念、日中の差を控えるワードローブを創り上げた。
　
スウェットシャツやデニムジャケットと合わせたボールスカートは、伝統的なクラフツマンシップを用いた刺繍を施した。ボディコンシャスとゆったりとしたシルエットのコントラストは、ボディに生命を吹き込むエレメントの調和。バロック、ミニマル、ファミリア（親しみ、馴染み、深い造詣）と新しさ（始まり、 生れ変わり）は境界をあいまいにし、最終的に再定義された。

自由の神話の象徴であるペガサスは、イデオロギーと美学的に、コレクションの中心となるモチーフ。これは、ジャカードとジュエリーのプリントの中で繰り返される。
プリントは、タイダイから動物柄に融合しカモフラージュを生み出す。ライオンの顔がブロケードとジャガードのニットに編みこまれ〝ビッグ・キャット・プリント“が再考された。
スエードに施されたバーンアウトのパターンは、素肌にレオパード・プリントが映える明暗を対比させる美しさを作り出した。
自然界からインスピレーションを受けたカラーパレットは、テラコッタ、ブリリアントなリモンチェッロ、ウォッシュドされたエーゲ海のターコイズなど、カラーパレット全ての発想の源となっている。
　
コレクションは、伝統的なアトリエ技能だけではなく、Roberto Cavalliのアトリエの技術的な可能性を用い、更なるモダンなアプローチをしている。刺繍を施したチェーンと鎖帷子、タフ タージュ やビーズ飾りのチュールなど、純粋な技術で幻想的なファブリックを生み出した。
レザーは、ベルベットのような柔らかさをだすためにウォッシュド加工され、シルクタフタはタイダイ染めを施し、デニムはウォッシュド加工されている。これらアプローチとファブリックは、昼と夜、シルクとレザー、デニムとシフォンなど、対比するものとのコントラストがラグジュアリーにフレッシュで新しいカテゴリーを提案している。フリーダム。ストリート文化を取り入れ、全てがプレシャスでありながら、既存の概念を封印している。
このコレクションは、過去と現在その域を超えた Roberto Cavalli womanに対するオマージュとなっている。