G-Star RAW(ジースター ロゥ)は、ブランドとして初めて、パリメンズファッションウィークの期間中にコレクションを発表した。今回発表したのは、デザイナーのアイター・スロープが監修するカプセルコレクション、G-Star RAW Research. (ジースター ロゥ リサーチ)。G-Star RAW Research.は、G-Star RAWのアムステルダム本社内に存在するイノベーションラボから誕生したもので、クリエイティブ コンサルタントであるAitor Throup（アイター・スロープ）の指揮のもとスタートした、慣習と革新、対極に位置するふたつが交錯するという新しい概念のもとクラフトジーンズとは何かを探る非常に興味深い試み。今回発表された第一弾のコレクションでは、素材には同じイタリア製セルヴィッジデニム生地を使用した各アイテムが、一方は未加工の生デニム（ロゥ デニム）、もう一方はインディゴが僅かに残ったブリーチ加工のホワイトデニムの各２パターンで登場する。
　
このコレクションは、3D テーパード ジーンズのブリーチバージョン、画期的なストラップシステムによって脱いだ後も身体に取り付けたままでいられるボンバージャケット等、20点のアイテムで構成されている。G-Star RAW Research.において、壮大な探求心と実験に基づいてチームを牽引しているアイタ―は、2014年以来、多くのプロジェクトやコレクションでG-Star RAWとコラボレーションを継続しており、近年ではロンドンのOxford Streetに登場した新しい旗艦店のコンセプト設計から、最新立体裁断(3D)ジーンズ、STAQ（スタック）を監修するなどブランドとの関わりの強さを増している。