Fashion Show

ANDREA POMPILIO

2017春夏コレクションは、アンドレアがその昔ニューヨークで過ごした時間がインスピレーションとなっている。90年代、アンドレアはマンハッタンでも多くの人種が入り混じりあまり治安が良いとは言えないアルファベット・シティーに1ヶ月ほど住んでいた。今ではオシャレなバーやレストランが立ち並ぶエリアとなったが当時は麻薬の売人やギャングが多くいた。彼らの大振りの黄色いレンズのサングラスや悪趣味に近いレトロなスタイルが今シーズンのインスピレーション。
ミスマッチなアイテムに不釣り合いなスタイリングが無頓着でリラックスした雰囲気を作り出す。様々な時代の要素がエフォートレスに入り混じる。50年代を思わせるショート丈のジャケットはパジャマ風のシャツとハイウエストのジョガーパンツやドローストリングのデニムパンツとスタイリング。
ストライプはアンドレアが得意とする柄だが今回は縦と横、色や範囲をミックス。過剰に染めたデニムや囚人服のようなトップス、70年代風のスウェットやポロシャツ、20年代のギャングが着ていたようなピンストライプなどユニークなアイテムが揃う。
シューズも、80年代風のごついバスケットボールシューズやメキシカンブーツのような装飾が施されたローファーなど、ビンテージテイストを取り入れている。


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