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“in utero” Installation by Tomihiro Kono at MACHINE-A

LondonのSOHOにあるセレクトショップMACHINE-A(元Digitaria)にてHair and Head Prop Artistの河野富広氏の個展が開催されている。

タイトルの”in utero”とはNIRVANA の IN UTERO アルバムにもあるように直訳すると胎児がお母さんの胎盤のなかにいることの状態を意味する。

以下河野氏自身に今回の個展について説明していただきました

身体を拘束するという基本行為は生まれる前の生命の宿ったときから胎盤のなかでへその緒にしめつけられ身動きのとれない状態からはじまり、やがて人間が生としてこの世にでてきてもやがて人間は洋服などをきて身体を拘束します、そして肉体はうまれて数年かであとは退化するのみというのをきいたことがありまさに死後は肉体の拘束から解き放たれるという構想です。
現在などではそこまでしめつけることはありませんが100年前日本では着物、ヨーロッパにはコルセットがあったように人間は常に美を追求し進化しています。
 FASHION は変化しますが現代ではスマートになるために過激なダイエットをしたりするまさに現代の身体矯正器具のように思えます。

今回はボンテージという形にこだわらずコンセプトをもっと拘束される精神面に焦点をあてています。インスタレーションでのなかで割れたガラスやひびわれたドローイングは生が生まれて破壊<死>へと向かう流れを表現しています。
黒のラインは死後の世界、赤いラインは生の世界、このウィンドウのなかで生と死がいききしており見る側のアングルによって様々な色をだしています。
波打つ赤い糸は生の躍動感や精密にできたいきいきとした肉体美をあらわします。メインのボディからはみだした心臓は生と死の境目を表現しています。
あからさまに心臓をむきだしにすることで人間の身体の拘束からの解放をあらわしています。
今回のヘッドピースはこのコンセプトのもとにつくられました。とげとげしいスパイクや鋲は繊細な部分<人間の弱さ>をまもるためのプロテクションであり決して攻撃的なものではなく常に
受け身の形で考えていて弱いものが大きい力のあるものから守るための道具として考えています。この小宇宙<胎盤>のなかでひろがる世界を表現したく今回の構想がねられました。
床のわれたガラスからみえるみえてはいけない世界すこしグロテスクだけど美しい世界を表現いたしました。

なお今回展示されている商品は全て販売もされている。

Installation by Tomihiro Kono

29 March – 17 April 2010

@ MACHINE-A
60 Berwick St London W1F 8SU
Open: Monday-Saturday 11:00-7:00

When you were a foetus
in your mother’s body
you were restrained in a tiny small space
with umbilical cord around your body
I think it’s where the idea of BODY-RESTRAINT originates from

-Tomihiro Kono (hair stylist / head prop artist)

TOMIHIRO KONO is a hair stylist who makes head props for art, fashion, music .
His work have appeared in vogue italia .i-D,dazed & confused and many other fashion and art magazine.

www.tomihirokono.com

www.machine-a.com

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