1月8日〜19日の期間、スパイラルガーデンにてmatohu慶長の美展が行われている。
2005年から5年をかけて「慶長」のトピックを10シーズンに渡って取り上げ、ファッションデザインに落とし込む挑戦をしてきたmatohuのプロセス、作品等が見る事が出来る。エキシビジョンは、「ファーストコレクション（2005−2006A/W“織部”）から行う事を決めていました。」と言う、デザイナーの堀畑氏。

会場には各テーマが一番色濃く反映され、毎シーズン変わる事のないパターンで仕上げられたmatohuのオリジナル服「長着（ながぎ）」全22体が並べられ、それらは染め、織り、柄によって様々な表情をみせた。
砂山を中心にして取り囲む、内12体の長着の展示は、5年の過程と慶長約400年前から現代の時、年月を時計になぞらえて配され、他10体の長着はシーズン毎のテーマの歴史や美術工芸を併せて展示されている。

又、各シーズンのテーマが解説された案内状を5年間つなげると最後には「慶長の美の絵巻物」になるという壮大なプロジェクトも展示。
これについて堀畑氏は「5年間続くのだろうか？と思いながらやりました。続きました。」と語った。
絵巻物の長さは10mにも及び、圧巻。

古き良き歴史から新しきを知る、温故知新の精神で創られた世界観を、是非堪能して欲しい。

〈matohu 慶長の美展〉
期間：2011年1月8日（土）〜19日（水） 11:00〜20:00
会場：スパイラルガーデン（スパイラル 1F）入場無料
〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」B1・B3出口
詳細は下記URLにて

http://www.matohu.com/index.html

Text:Kumiko Kobayashi