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「感覚をひらく」イベント vol.2 『妄想で味わうフランス古典菓子』

美術作品の「見かたが変わる」ことで、「見えかたが変わる」楽しさをより多くの方々に広げるために、新たなスタートをきったルーヴル – DNPミュージアムラボ。アート体験を通じて、鑑賞者それぞれの内面で起こる「感覚がひらく」状態をより多くの方に体験していただくために「感覚をひらく」イベントが開催されている。

vol.2となる今回のイベント河田勝彦氏 (オーボンビュータン パティシエ)×武富葉子氏(編集者)によるトークショウ『妄想で味わうフランス古典菓子』。
今回の「感覚をひらく」イベントでは、ルーヴル – DNP ミュージアムラボ第7回展と同時代における「フランス菓子」について探求していく。パティシエの河田勝彦氏は、今から約40年前のフランスで10年間の修業中に数々のフランス菓子に関する古い書物に出会った。そこには先人たちの知識や経験が凝縮されていて、古典菓子には現代でも欠かせない視点があり、オリジナリティの土台となっているという。『古くて新しいフランス菓子(NHK出版)』で河田氏が過去のルセット*を素に再現されたフランス菓子の話から、お二人の「妄想」を通じて、現在の菓子との比較をする。また、特別ゲストとして漫画家の辛酸なめこ子氏も観客として参加し、二人の「妄想」に花を添える

出演者プロフィール:
河田勝彦(かわたかつひこ) 1944年東京生まれ、「米津風月堂」を経て1967年に渡仏。パリの「シダ」で修行を始める。「ショコラティエ・サラヴァン」「ポンス」「ポテル・エ・シャボー」など12店舗で働き、1974年に「パリ・ヒルトン」のシェフ・ド・パティシエを務める。1976年に帰国、埼玉の浦和でチョコレート菓子や焼き菓子の卸業を始める。1981年に世田谷区尾山台に「オーボンヴュータン」を開店。著書に「ベーシックは美味しい」「プティ・フールとコンフィズリー」(柴田書店)「オーボンヴュータン河田勝彦フランス伝統菓子」(中央公論新社)「伝統こそ新しい」(朝日新聞出版)などがある。

武富葉子(たけとみようこ)
1965年東京生まれ、フリー編集者。料理雑誌の編集に14年間携わったのちに独立。現在は料理やお菓子などの分野を中心に、雑誌、単行本を手がけている。河田氏の「古くて新しいフランス菓子」の編集・執筆を手がけた。

特別ゲスト:辛酸なめ子(しんさんなめこ)
1974年千代田区生まれ、埼玉育ち。セレブやアイドルについての研究やスピリチュアル分野などについて執筆する漫画家・コラムニスト。著書に、『ヨコモレ通信』(文藝春秋)、『消費セラピー』(集英社文庫)、『女子の国はいつも内戦』(河出書房新社)、『片付けられない女は卒業します』(MF文庫)、『女修業』(講談社)、『セレブマニア』(ぶんか社)、『霊道紀行』(角川書店)などがある。

ルーヴル – DNP ミュージアムラボ 第7回展
「外交とセーヴル磁器展 ヨーロッパの歴史を動かした華麗な器たち。」
アジアでは早くから製造されていた白い肌の磁器。ヨーロッパにも輸入され、人気を博していました。この美しい磁器を自分たちの手で作りたい。そう考えたヨーロッパの人々が、様々な試行錯誤を経て、その謎に包まれた製法にたどりついたのは18世紀のことでした。
中でも豪奢な絵付けがされたフランスのセーヴル磁器はヨーロッパ中の憧れの的。そのためフランス王室から贈られる「外交上の贈り物」として使われたのです。この展覧会では18世紀のフランス王朝から他国へ贈られたセーヴル磁器を、その技法や当時の宮廷の食卓儀礼を織り交ぜ紹介します。中にはオーストリアを統治していたハプスブルク家に贈られ、後のフランス王妃マリー=アントワネット誕生へとつながったものも。華やかなセーヴル磁器に秘められた歴史物語をお楽しみください。
ルーヴル美術館、工芸品部門 © 2010 Musée du Louvre / Martine Beck-Coppola

【妄想で味わうフランス古典菓子】
日時:2011年3月12日(土)
トークショウ:14:30~16:00 (開場14:00)+第7回展特別鑑賞会16:00~閉館18:00
定員:各100名 (満員となり次第締切)/予約制・参加無料
申込方法:ホームページ http://museumlab.jp
または、ルーヴル – DNP ミュージアムラボ カスタマーセンター 03-5435-0880
場所:東京都品川区西五反田3-5-20 DNP五反田ビル1Fホール
※特別鑑賞会のため、解説音声は日本語のみ
※混雑状況により、展示室への入場、各コンテンツのご体験等お待ちいただく場合がございます

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