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リカルダ・ロッガン Old World

2011年9月6日~11月26日まで、アンドーギャラリーにてリカルダ・ロッガン “Old World” が開催される。

リカルダ・ロッガン
Old World

リカルダ・ロッガンは1972年旧東ドイツ、ドレスデン生まれ。ライプツィヒ視覚芸術アカデミーで写真を学び、2004年修士課程修了。2003年にはロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートに留学している。2005年に東京国立近代美術館で開催された「ドイツ写真の現在―かわりゆく『現実』と向かいあうために」では、最年少の出展者として注目を集めた。
アンドーギャラリーで2回目の個展となる本展では、2つの新シリーズ「Ausgänge」「Reset」各7点を発表する。さらに「Sedimente」シリーズから、日本初公開となる新作3点も併せて展示。これらの3つのシリーズは、いずれも考古学的発見で知られる地中海のキプロス島にて撮影された。「Ausgänge」(出口)は、人工的にあるいは自然に形作られた洞窟を、「Reset」(再設置)は、長い間放置され埃や煤を被ったレースゲーム筐体を、そして「Sedimente」(堆積物)は、遺跡発掘現場のような場所をモチーフにしています。それらの事物や場所は皆すでにその役割を終え、打ち捨てられ、もはや何の機能も持っていない。3つのシリーズの被写体はさまざまだが、人間の行動と時間の痕跡へと向けられる彼女の関心を通して、過ぎ去ったそれぞれの問題を現在から見つめ直す。

Ausgänge 4 2011 Bromine silver gelatin 66 x 75cm Edition: 3 Courtesy Galerie EIGEN + ART Leipzig/Berlin and ANDO GALLERY

会期:2011年9月6日 (火) – 11月26日 (土)
   日・月・祝日休
開廊時間:11:00-19:00
会場:アンドーギャラリー
135-0023 東京都江東区平野3-3-6
tel. 03-5620-2165 fax. 03-5620-2166
e-mail:office@andogallery.co.jp
URL: http://www.andogallery.co.jp

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