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展覧会と映画をセットで楽しむ特別イベント 「 LAB – CINEMA 」

ルーヴル ‐ DNPミュージアムラボは、美術作品の「見かたが変わる」ことで、「見えかたが変わる」楽しさをより多くの方々に広げるために、<ミュージアムラボの展覧会>と、<ルーヴル美術館およびラボで開催中の展示内容に関連した映画>を一緒にお楽しみいただける特別イベント「LAB-CINEMA」を開催している。

今回は、NHK、アルテ(フランス国営放送)、BBC(イギリス国営放送)、ディスカバリーチャンネル(カナダ)とルーヴル美術館とがタッグを組んで制作した世界的規模の大型ドキュメンタリー映画を上映する。

今回の上映映画:
『3500年の月日を越えて、女性ファラオの野望が紅海を渡る。』
時間:52分 
監督:ステファン・ブゴァン
言語:フランス語(日本語字幕) 
制作年:2008年

ハトシェプスト女王。彼女は、古代エジプト第18王朝5代目の初の女性ファラオである。在位は、紀元前1479年〜紀元前1458年頃。
女性といえども在位中は絶対的権力を保有し、公的な場ではあごに付け髭をつけた、男装の麗人女性ファラオであったのだ。彼女の在位方針は、戦争ではなく平和そして外交であったという。
その女王葬祭殿で発見された石碑やレリーフには、世界最初の海軍を編成し、5隻の船で紅海を渡り、黒檀・金属・香木などを獲得するために、遠くプントの港まで遠征した物語が饒舌に描かれている。 3500年もの前の、交易の証だろう。こうしたレリーフや石碑を元に、最新科学と考古学的検証を組み合わせ、当時の船を当時の造船方法で再現した。そして5つの国、4つの言語の24名の男女の学者らがクルーとなり、現代のインディアナ・ジョーンズ達として、女性ファラオの野望が現実だったのかを検証するために、レプリカの船に乗りプントへ向けての船出をした。2008年12月7日のことである。3500年前の航法で渡る紅海は過酷にも、風速12m、13mを超える波が相手だ。最新の航海技術をもってしても楽な旅ではない。果たして、彼らは無事に目指すエルドラドに辿り着く事ができるのか?  

日時
2011年12月3日(土)/2011年12月17日(土)/2012年2月11日(土)/2012年2月25日(土)
映画:15:00~16:00 (開場14:45)+第8回展特別鑑賞会16:00 ~(閉館 18:00)
場所
東京都品川区西五反田3-5-20 DNP五反田ビル1F
・「五反田駅」徒歩6分  JR山手線(西口)/都営浅草線(A2出口)/東急池上線
・「不動前駅」徒歩7分  東急目黒線
定員 各100名(満員となり次第締切とさせていただきます) 参加費無料・予約制 → http://www.museumlab.jp
※混雑状況により、展示室への入場、各コンテンツのご体験等お待ちいただく場合があります。

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