ファッションブランド「fur fur」、「balcony」を展開する株式会社フレーバが、株式会社やまととの経営統合に合意し、グループ企業になることを発表した。着物、振袖などを展開する「きもの やまと」とパートナー関係を築き、新たなステージへ歩みだす。
会見では株式会社フレーバ 代表取締役社長 チダコウイチ氏、株式会社やまと 代表取締役会長 矢嶋孝敏氏、それぞれが挨拶を行い、統合理由を説明。チダ氏は「ショーでもお世話になっているスタイリストの大森仔佑子さんがきっかけで会長と出会い、その後何度か話す機会があった。そこでのやりとりの中で会社を大きくするためにはデザイン以外にも改善していかなければいけないものがあると気付かされた」と語り、ビジネス面の強化そして着物においてのファッション化が使命であると表明。
矢嶋氏は「やまとは男性社員の割合が非常に高く、そのためわれわれには管理、販売、資金、人材という強みがある一方で、フレーバのようないわゆる“女子力”というものが欠けている。企画、デザイン、プレス力、成長力というフレーバが持つ強みとわれわれの強みが一緒になることで、フレーバのDNAをより大きく開花させ、着物のカジュアル化、ファッション化を目指していきたい」と語った。
