手刺繍が施された洋服のブランド「Omas Hände」の新作のコレクションのエキシビジョンがROCKETにて開催される。昨年より制作環境をスペインに移し、その土地の持つ明るく太陽が輝く環境で作られた洋服は、着た人の心も明るくするような色とりどり鮮やかなコレクションとなった。ドイツ語で「おばあちゃんの手」という意味を持つブランド名にあるように、ひとつひとつ心を込めて作られた作品は、手作業でしか表れない表情を持ち、物の価値をそっと再確認させてくれる。今回は１００個以上のパーツを持ち、随所に刺繍を散りばめた大作のワンピースも登場する。また休日には、スペシャルイベントとして、ユニークな山羊のお面を被ってパフォーマンスや造形作品を手掛けるメリーさんこと中村 正さんのイベントとOmas Händeスペシャルバージョンの人形たちも展示販売される。また建物の軒先を使って「Omas Hände」をイメージした豊かなお食事が並ぶ小さな小さなマーケットも開催。今回の展示会のタイトルである「La Sardana」はバルセロナのあるカタルーニャ地域の民族舞踊の事。

Omas Hände 2013 EXHIBITION
La Sardana
2013 7/12(fri)-7/16(tue) 12:00-20:00
会期中スケジュール
Buyer Press Friend DAY ONLY : 7/12（金） 7/15（月） 7/16（火）12:00-20:00
一般のお客様 : 7/13（土）7/14（日）12:00-20:00

PROFILE
Omas Händeデザイナー/刺繍　米田有希（よねだあき）
徳島県出身。女子美術大学短期大学卒。10代のころからモデルとして活動。2012年、趣味である手刺繍を取り入れたブランド「Omas Hände」を立ち上げる。

中村 正（メリーさん）
１９７２年、台北生まれ。山梨県在住。多摩美術大学油画科版画専修卒業。主に動物をモチーフとした造形作品を手がける。２００８年、「メリーさんの奇妙な果実」と題したパフォーマンスにおいて、自ら山羊の被り物に身を包み動物人形の公開制作を開始し、以後現在に至る。娯楽性とアート性の融合したハイブリットな動物達は、独特な世界観を生み出している。近作に「Mrs. Mary’s WILD GOAT HOUSE」、「La Planete du Serpent Boa」などがある。