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世界的なファッション・モデル”山口小夜子”その活動の重要性について語る VACANTの課外授業 

2012年4月よりスタートした講義シリーズ“VACANTの課外授業”。
越境性というテーマを元に、様々なジャンルの講師の方を招き、VACANTという場所ならではの講義を行っている。

2シーズン目は、各講師陣の気になるテーマについて、より深く探っていく。
第一回は、東京都現代美術館の藪前知子さんが、領域を自由に横断し、現在のシーンへ重要な影響を与えた人物に焦点を当てていく。
今回の人物は、世界的なファッション・モデルとして知られる山口小夜子氏。
彼女は、モデル活動のかたわら、パフォーマーとして映画、舞台、映像など多くの作品に出演するとともに、各ジャンルのクリエイターたちとコラボレーションを行い、全く新しい身体表現に挑戦し続けた。晩年の彼女の近くで活動した人たちとともに、「山口小夜子」というひとつのジャンルを打ち立てたというべき、その活動の重要性について語る。

2013.8.30 (fri)
at VACANT www.n0idea.com
open 19:00 / start 19:30
受講料 ¥1,500 *学割¥1,000(受付にて学生証をご提示ください)

ゲスト:生西康典(演出家)、掛川康典(映像作家)、白尾一博(映画監督)、高木由利子(写真家)、山川冬樹(アーティスト)ほか
モデレーター:藪前知子(東京都現代美術館学芸員)

予約:
booking@n0idea.com(VACANT)
※件名を「課外授業」とし、本文に「お名前/人数/ご連絡先」を記入したメールをご送信ください。
※万が一、2,3日経っても返信がない場合は、03-6459-2962(VACANT)までお電話ください。

生西康典(演出家)
1968年生まれ。映像作品や舞台の演出、インスタレーションなど極めて広範な領域で活動を展開しており、さまざまな領域の作家たちとともに作品を送り出している。今年秋より、美学校で実作講座『演劇 似て非なるもの』を開講する。

白尾一博(映像製作・撮影)
1970年生まれ。実験映画の制作を経て、キャメラマンとして十数本の映画に参加。山口小夜子の遺作となった「馬頭琴夜想曲」(木村威夫監督)では撮影と編集を手がけた。映画「ヨコハマメリー」(2006)と「美代子阿佐ヶ谷気分」(2009)ではプロデューサーを担当。2012年には記録映画「ドキュメント灰野敬二」を監督した。

高木由利子(写真家)
東京生まれ。武蔵美術大学にてグラフィックデサインを学ぶ。イギリスのTrent Polytechnic にてファッションデザインを学ぶ。フリーランスデザイナーとしてヨーロッパで活躍。以後、写真家として独自の視点から衣服や人体を通して「人の存在」を撮り続ける。撮影地は、日本を拠点に、アジア、アフリカ、南米、中近東に及び、現在撮影旅行続行中。

山川冬樹(ホーメイ歌手/美術家)
1973年ロンドン生まれ、横浜市在住。音楽、美術、舞台芸術の分野で活動。南シベリアの伝統歌唱ホーメイや、心音など身体内部で起きている微細な活動や物理現象をテクノロジーによって拡張するパフォーマンスで、これまでに15カ国で公演を行う。展示形式の作品にはサウンド・インスタレーション「The Voice-over(2008)」などがあり、同作品は東京都現代美術館にコレクションされている。

藪前知子(東京都現代美術館学芸員)
1974年東京生まれ。主な企画に「大竹伸朗 全景 1955-2006」(2006)、MOTコレクション「特集展示 岡崎乾二郎」(2009)「私たちの90年 1913-2013/ぼくからきみへ—ちかくてとおいたび」(現在開催中、以上東京都現代美術館)、「Omnilogue Your Voice is Mine」(2013、シンガポール大学美術館)など。現代美術に関する執筆多数。

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