VACANT (東京・原宿)では11月22日(金)から12月6日(金)まで、Nerhol 個展「Scene to know」を開催する。
Nerholによる彫刻作品は、グラフィックデザインを基軸に活動していた田中義久と、美術を基軸に活動していた飯田竜太が、お互いの分野で得た思考論を共同制作を通して融合させることで、作品の主題と対象に潜在しながらも明らかにされてこなかった視点や感覚を、これまでにない手法で具体化している。
田中は、対象を連続して撮影しその成果物を重ねていくことで産まれるイメージ同士の結合とその物体性を半立体的に捉えた思考方法に重きを置くの対し、飯田はイメージ同士の結合を立体的に捉え、その物体性に堆積する一つ一つの意味を、掘るという行為を通して分解することで根源的なイメージの平面性を再提起するという、Nerholの作品はいわば彫刻の構築と脱構築を融合することで、鑑賞者に対象の表層と深層を自由に行き来するスリリングな自由を提示している。
その活動は現代美術の文脈のみに留まらず、デザインや音楽、ファッション界においても大きな注目を集め、コミッションとしてDiorやJVC(Victor)、手塚治虫とのコラボレーションに参加している。また2013年には前作「Misunderstanding Focus」が4,000作品の中から選出され、ART FAIR TOKYO主宰のBacon Prize を受賞した。
最新作となる「Scene to know」の一連は、Nerholの2人がここ1年VACANTに通い、そこに足を運ぶ人達 (Sk8ightTingさま、エドツワキさま、長谷川踏太さま、野村友里さま、Christopher Chuさま- POP ETC、奥山由之さま等にご参加頂いております) を撮りためてきた作品群になっており、本展に合わせ制作された約40点のセレクションで構成される。
Scene to know (シーン トゥ ノウ)
日時:2013年11月22日(金) ~ 12月6日( 金)
時間:12:00 ~ 20:00 (月曜休業) *最終日は18時クローズとなります
入場料:無料
場所:VACANT 2階
住所:東京都渋谷区神宮前 3-20-13
電話番号:03-6459-2962
主催:Nerhol / VACANT
ウェブサイト:www.nerhol.com / www.n0idea.com
オープニングレセプション
日時:2013年11月22日(金)
時間:18:00 ~ 21:00
場所:VACANT 2階
住所:東京都渋谷区神宮前 3-20-13
電話番号:03-6459-2962
関連イベント
タイトル:トークショー
日時:2013年12月5日(木)
時間:19:30 ~ 21:00
入場料:無料 *VACANTウェブサイトより要予約
場所:VACANT 2階
住所:東京都渋谷区神宮前 3-20-13
電話番号:03-6459-2962
出演者:
保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員)
石田尚志(画家/映像作家。多摩美術大学准教授)
菊竹 寛(タカ・イシイギャラリー)