ナイキはリオデジャネイロで開催したイベントにおいて新しいブラジルナショナルチームのホームキットを披露した。イベントに登場したブラジル代表のルイス・グスタボは、「リオのファンにキットをお披露目できて、とても光栄です」と述べた。機能的イノベーション、文化的要素を盛り込んだデザインに環境持続性も考慮して作られたこのキットを来年主催国として活躍するチームが着用する予定。ナイキ プロ アンダーレイヤーと一緒に着用するこのキットは、前回のバージョンよりも全体で16%軽くなっている。
90 分間のゲーム中に体温を調整することは、アスリートのパフォーマンスには必要不可欠であり、ナイキデザインチーム最大のフォーカスでもある。デザイナー達はナイキ DRI-FIT テクノロジー、バーンアウト メッシュ、レーザーカット ベンチレーションを組み合わせ、アスリートが最も必要とする場所へのクーリング機能を搭載させた。ナイキ DRI-FIT テクノロジーは汗を肌から素材表面に吸い上げ、素早い蒸散を促す。体温が上昇しやすい主要部分にはレーザーカットのパンチングホールとエンジニアードメッシュを配して通気性を高め、肌の表面の空気の流れを促進する。
ナイキ フットボールのクリエイティブ ディレクターであるマーティン・ロッティは、「汗対策を講じて、体をより長く、より涼しく保つことで、プレイヤーの汗の量が抑えられ、快適性が増し、パフォーマンスが向上します」と述べている。
プレイヤーを涼しい状態に保つことに加えて、最高レベルの吸汗性と柔らかい肌触り、美しい形状を生み出す、コットンとリサイクルポリエステルの混紡の新しいニット素材を採用しています。
優れたスポーツパフォーマンスを実現する上で、環境への影響に配慮したいというナイキの理念に従い、2014年のナショナルチームキットでもリサイクル素材が使用されている。ショートにはリサイクルポリエステル100%、シャツにはリサイクルポリエステル96%、そしてナショナルチームキットとしては初となるソックスでも78%の素材を採用。
2014年のキットのフィットを改善するに当たり、デザイナーは基本から見直した。まず、ゲーム中に、ウエアのどの箇所に最も大きく負担がかかるのかを分析してマップ化すると、そのデータを基にデザイナーは胸、肩、脚にあたる部分などの強度や伸縮性を向上させ、動きやすさと快適性を高めた。
ブラジルの優れた創造力に魅力を感じたナイキのデザインチームは、2014年のナショナルチームキットのデザインにこの国特有のユニークな文化を表現したいと考えた。ブラジルホームキット伝統のカナリアイエローとその文化的意義を重視した。
ジャージにはゆったりと快適な印象を与えるY ネックのデザインを新しく用いている。ナイキのデザイナーたちは、ナショナルチームのメンバー全員をスキャンして得たデータをもとに、プレイヤーの意見も取り入れながら快適さを最大限にしつつフィット性も高めた首回りのデザインを開発した。
エンブレムも、主催国としての誇りを表現するために2014 年のものは少し大きめに、ゴールドの糸を織り込んでキラキラと光るものにしている。