2003年「Tシャツをもっと、自由に、面白く。」をコンセプトに立ち上げた、ユニクロのTシャツブランド、UT。自分の個性を自由に表現し伝える自己表現のツールとしてUTを愛用してほしいと願い、アート、音楽、映画、マンガ、アニメなど旬なポップカルチャーを幅広くコンテンツに取り揃え、毎年たくさんのグラフィックTシャツを生み出してきた。
2014年UTは新しいステージに向かう、そのためにもう一度Tシャツの原点へと立ち返った。Tシャツのボディそのものの見直し、プリントされるグラフィックの厳選を繰り返し、新生UTを作った。グラフィックTシャツの新しいスタンダードを作るTシャツブランドになる、という思いを込めて”THE NEW MODEL T”というタグラインを添えている。
アメリカから始まり、大衆に開かれていったTシャツ文化。Tシャツのオリジンを追求し、UTとしてたどり着いた「あるべきボディ」の結論は、脇に縫い目がない「丸胴」のボディだった。Tシャツ本来のシルエットをベースに、今の時代らしい肉厚感、ディテールのすべてを見直し、ユニクロの考える最良のTシャツのボディを作り上げた。丸胴のボディを基本としながらも、一つずつのグラフィックが一番生かされるようにグラフィックごとボディの見直しも行っている。
UTはこれまでも様々なジャンルのポップカルチャーを探索し、幅広いコンテンツの発信をしてきた。コンテンツそれぞれに存在する膨大なグラフィックの中から、Tシャツの原点を感じさせながらも、UTが考えるグラフィックスタンダードの「今」を表現する素材を丁寧に選び抜き、最適なデザインを施し、「2014 UT POP CULTURE REMIX」として完成させた。
このUT “THE NEW MODEL T”を作り上げるにあたり、ユニクロは、ストリートファッションの先駆的ブランド「A BATHING APE®」の創業者であり、ポップカルチャーにも造詣が深い、NIGOをUTブランド初のクリエイティブディレクターに任命した。
NIGO®:
1993年に「A BATHING APE®」を立ち上げ、ハイエンドなストリートファッションの先駆者として知られる。
現在は「A BATHING APE®」のクリエーションからは離れ、自身のブランド「HUMAN MADE」ディレクションの他、カレーショップ「CURRY UP®」、ヒップホップグループ「TERIYAKI BOYZ®」のプロデューサーも務めるなど、多岐にわたる分野で国際的に活動中。
LifeWear2014 春夏コレクションより、ユニクロUTブランドとして初のクリエイティブディレクターに就任。