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山本浩二 展 “谺 kodama”


 
リキッドルーム内にある、ギャラリーKATAでは、3月6日より山本浩二展 “谺 kodama”を開催する。「shigure=時雨」と呼ばれる画法により描かれた油彩画を中心に、約30点の展示が予定されている。
 
彼の代表的な画法「shigure=時雨」とは、1950年代に活躍したアメリカの画家Jackson Pollockに代表されるドリッピングやアクション・ペイン ティングと同様に、意図的な絵具の滴りや飛沫で描かれる独自の画法です。画面を覆う数多の点が互いの因果性によって全体の構成を成すことで、各々の存在が必然であることを示すと共に、そうした 在り様から人間、社会、歴史に纏わる様々な事象、現象への想起を促し、それらに内在する波動を表現している。
 
「shigure=時雨」という呼び名は絵具がカンヴァスを覆ってゆく様子やその際に発する音に由来している。降り出した雨がアスファルトを濡らしてゆく様子に閃きを覚え、そのとき聴いていたポストロックやエレクトロニカ、ノイズ、シューゲイザーなどの音楽との重なりから制作衝動が生まれている。
 
「自身の存在や生への渇望を体現しています。 私にとって創作は自身との対峙であり、常に私を見つめる私の眼差しがあります。『私は何であるか、或いは、私は何であり得 るか』という問いに、私は絵筆を握り、その手を動かし、応えてゆきます。そして、カンヴァスに残る『生』の痕跡を見て思うのです、 これが私だと。その答えを以って、私という存在への了解を得たいのです。」      山本浩二
 
 
山本浩二 展 “谺 kodama”
期間:2014年 3月6日(木) ~3月16日(日)
時間:13:00-20:00
オープニングレセプション
3/6(木)18:00~
最終日
3/16(日)18:00にて終了
入場無料
会場:KATA(LIQUIDROOM 2F)
 
 

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