先日リリースされたスクエアプッシャーの最新作『Music for Robots』のメイキング映像が公開された。本作品は、人間の身体能力の限界を超えた高度な音楽パフォーマンスの実現を目指し、3体のロボットで構成されたバンド、Z-MACHINESとスクエアプッシャーとのコラボレーション作品として4月5日リリースされ、音楽ファンのみならず、テクノロジー・アート好きの間でも大きな注目を集めている。
今回公開されたメイキング映像は、ロボットのデザインから制作、テスト行程から最後のレコーディングの様子を公開したもので、いかにしてロボットが誕生し、どのようにして演奏されているかが明らかになっている。
Squarepusher x Z-Machines: The Making of Music For Robots
真鍋大度氏が制作を担当した「SAD ROBOT GOES FUNNY」のミュージック・ビデオ
この音楽で演奏に関与しているロボット型装置は、個々の仕様により、特定の能力を発揮するが、欠落する機能もある。例えば、ギターを演奏するロボットは、どんな人間よりも早いスピードでギターを弾くことが可能だが、振幅の制御ができない。したがって、人間の演奏者向けに音楽を作曲する場合と同様、このような特性を配慮しなければならない。音楽における可能性の範囲とは、それぞれの特性に相応するものである。その結果、今回のプロジェクトでは、馴染み深い楽器が、これまで不可能だった方法で演奏されているの。
SQUAREPUSHER X Z-MACHINES
title: Music for Robots
スクエアプッシャー X Zマシーンズ[ミュージック・フォー・ロボット]
label: Warp Records / Beat Records
cat no. : BRE-49
price: ¥1,500 (ex.tax)
[Tracklisting]
01. Remote Amber
02. Sad Robot Goes Funny
03. World Three
04. Dissolver
05. You Endless