ディーゼルがサポートしているファッションコンテスト「ITS(イッツ=International Talent Support)」は新人デザイナーの登竜門として、世界中から注目を浴びているコンテスト。本年度のファイナルイベントが7月12日、イタリア・トリエステで開催され、ディーゼル賞にはロイヤル・カレッジ・オブ・アートのゾーイ・ウォーターズ(イギリス)が選ばれた。
「ゾーイを選んだのは彼女がITSで発表したコレクションがディーゼルのDNAと一致していたから。」ディーゼルのアーティステック・ディレクター、ニコラ・フォルミケッティは、ディーゼル賞にゾーイを選んだ理由をこう語る。「特にバイカージャケット、レザー、ジップやミリタリーといった要素が入った作品には通じるものがあった。ゾーイはチームで働くことやデザインスタジオでの共同作業にも意欲的で、それは新しいものを生み出すことにつながるし、僕達のやり方もまさにそうだからね。」
ディーゼルはファッション部門のメインパートナーとしてディーゼル賞を設けており、受賞者には自らの作品をプロモートする費用として賞金25,000ユーロと、6ヶ月間のディーゼル・クリエイティブ・チームでのインターンシップが与えられる。グローバルブランドの現場で活躍するデザイナー達と共に6か月間を過ごす経験を通じ、賞金だけでなく実質的なサポートを行っている。
また本年度のITSでは、日本人過去最多の8名が最終審査に進出。4名が入賞を果たすなど健闘した。
ファッション部門の最優秀賞を受賞したのは、キャサリン・ロバートウッド。糸を使わず、レーザーカットで作られた立体的なシルエットで見事、最優秀賞に輝いた。
【ファッション部門 ショ―スタジオ賞 木村康人 】
2002年にスタートしたITSは、今年13回目を迎え、世界80カ国から1,200通を超える応募が寄せられた。これまでに一流メゾンで活躍するデザイナーを数多く輩出していることでも注目されており、歴代の審査員には多数のファッションデザイナーやジャーナリスト、有名セレクトストアのバイヤーが参加している。ファイナルイベントには、数多くのメディア、ファッション業界関係者、ファッションスクール関係者、これまでのITSの受賞者で今では数々のメゾンで活躍しているデザイナーなど、世界中から数百人が出席した。
情熱や勇敢さに象徴されるライフスタイルブランドのディーゼルは、既成概念に挑戦する勇敢な若い才能を常にサポートしており、ITSの精神と共通している。そしてそれがこのエキサイティングなプロジェクトを第1回目よりディーゼルがサポートしつづけている理由となっている。
http://www.diesel.co.jp/news/its-2014-diesel-award/