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グラミー賞受賞ギタリストJohn Mayerが半世紀ぶりに伝説のフランスのアイウェアブランド「マックス・ピティオン」を復活 


 
グラミー賞受賞ギタリストのJohn Mayer (ジョン・メイヤー)が半世紀ぶりに伝説のフランスのアイウェアブランド「マックス・ピティオン」を復活させた。ジョンとタッグを組んだのは、シュプリームやビズビムのアイウェアを手掛け、またネイバーフッド滝沢伸介と一緒にアイウェアブランド「ネイティブ サンズ」を立ち上げたTommy O’Gara(タミー・オガラ)。
 
MAX PITTION(マックス・ピティオン)は、1921年3月1日にフランスアルプスの南ジュラにある小さな町オヨナで生まれた。この地域は主としてハンドメイドの櫛作りで有名なところであった。マックスの父であるエミール・ピティオンは1920年代に櫛の製造を始め、1940年代にピティオン・ルネッテリアを創業、眼鏡の限定生産を開始した。
第二次世界大戦後、家業を継いだマックスはランバンやアザロといった高級ブランドのライセンスでビジネスを拡大しつつ、自身のブランドも立ち上げた。
1950年代からは、アメリカへの輸出が増大。60~70年代ピティオン社は200人以上の従業員を抱え黄金期を迎えた。マックスは眼鏡製造組合の会長となり、1967には「シルモ・パリ国際眼鏡見本市(SILMO)」の創設メンバーとなった。この見本市はパリで世界最大で最も有名なアイウエア展示会となった。
1970年代末、日本の眼鏡製造が盛んになり、オヨナでの生産は減少。マックスは1981年60歳で引退し、2009年1月4日にオヨナにて87歳でこの世を去った。
歴史を閉じた後もMAX PITTIONの生み出した重厚かつエレガントなデザインは、ヴィンテージコレクター達を魅了し続けている。
 
没後4年の2013年、グラミー賞ギタリストであり無類のアイウェアコレクター、ジョン・メイヤーが版権を譲りうけ、ネイティブサンズ、シュプリーム、ビズビムのアイウエアを手がけるタミー・オガラとタッグを組み、9月マックス・ピティオンへの尊敬の念と追悼をこめて復活させた。
リリースモデルは、当時のデザインを復刻したブランドの象徴「Politician」、そしてラウンドカットの「Shelby」、ボストン型の「Newell」の3型。いずれもハンドメイドによる10金リベット付きのブラック、べっこう、ブラックフェード、パープルフェードを制作。パリ「コレット」、ドーバーストリートマーケットなどセレクトショップ他、国内外の眼鏡著名店にて販売開始された。
 
2014年、新モデルとして「VEGA」、「GITANE」を発表。さらにRUBY、ROCKET BLUE、NUDEという大胆なカラーフレームとレンズが加わり、MAX PITTIONという伝説をモードへと進化させている。
 
 

 
 

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