IMA galleryでは8月20日より企画展第4弾・石川直樹写真展『Makalu』を開催する。『Makalu』では、ネパールとチベットの国境上にある世界で5番目に高い山、マカルー遠征で撮影した新作を展示。
石川氏は弱冠23歳で初めてエベレストに登頂し、2011年には、10年ぶり2度目となるエベレスト登頂に成功した。ヒマラヤ山脈は、10代の頃から世界を旅し、写真を撮り続けてきた石川の原点ともいえる。近年はヒマラヤシリーズとして、世界最高峰「Qomolangma(チョモランマ)」、その隣に位置する世界第4位の高峰「Lhotse(ローツェ)」、そして精霊の山とも称される「Manaslu(マナスル)」など、常人には到達しえない8000メートル以上の山々で撮影した新作を次々と発表している。その最終章として今春、世界屈指の難易度の高い山として知られるマカルー(標高8463m)に中判フィルムカメラを持参し、極限状態での撮影を試みた。石川氏の真骨頂ともいえる美しい雪山や氷河の写真、遠征で使用した地図やマカルーの峰を意識した山型のユニークなインスタレーションは、石川が見てきた世界を体現することとなる。
日程:2014年8月20日(水)〜10月5日(日)
会場:IMA gallery / IMA CONCEPT STORE内
協力:SCAI THE BATHHOUSE
・関連イベント
9月24日(水) 20:00〜22:00 石川直樹トークショー
そのほかワークショップなど開催予定。参加方法など詳細は、http://imaoconceptstore.jpにて
・石川直樹による選書コーナー@IMA BOOKS
石川のあらゆる写真集のみならず、ヒマラヤ遠征に持参された書籍を取り揃えた コーナーを設ける。ヒマラヤのベースキャンプで彼が読んでいた本を、写真集 の副読本として手にしてみるのも面白いはず。
・オリジナルグッズ
キーホルダー、ポストカード、ぬいぐるみ(イエティ&ヤク)などを発売予定!
■石川直樹 プロフィール
1977年東京都生まれ。写真家。2000年、PoletoPoleプロジェクトに参加して北極から南極を人力踏破、2001年、七大陸最高峰登頂を達成。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、行為の経験としての移動、旅などをテーマに作品を発表し続けている。2006年、『THE VID』(ニーハイメディア)により、さがみはら写真新人奨励賞、三木淳賞。2008年、『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞。2009年、『Mt.Fuji』(リトルモア)、『VERNACULAR』(赤々舎)を含む近年の活動によって東川賞新人作家賞。2010年、『ARCHIPELAGO』(集英社)により、さが みはら写真賞。2011年、『CORONA』(青土社)により、土門拳賞を受賞した。
IMA CONCEPT STORE
住所:東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3F
営業時間: 11:00-22:00 不定休
TEL:03-5572-7144
http://imaconceptstore.jp