ボッテガ・ヴェネタは新たなるクリエイティブなコラボレーション「EMOTION OF SOUND」を発表する。この映像作品は、クリエイティブ・ディレクターのトーマス・マイヤーが手掛けたボッテガ・ヴェネタ 2015年春夏コレクションに、独特なアプローチと共に新たなる解釈を加えた試みで、感覚をエモーショナルに連動させ、その世界に深く入り込むというユニークな作品。
心が浮き立つ瞬間をとらえた「EMOTION OF SOUND」は、芸術的な語り口によってブランドの基本哲学を途切れることなく伝えている。音の感覚的な要素を引き出すことで、映像を見ている人をさまざまな形で魅了し、結びつける。
ボッテガ・ヴェネタを定義づけるアーティスティックな技術やコラボレーションの過程に焦点を当てたこれまでの映像作品とは異なり、今回の作品はイタリアにあるボッテガ・ヴェネタのアトリエで集めた音や、動きと共にドレスの生地が生み出す音、ネックレスをつけたときに素材が触れ合うことで奏でる独特の音など、普段耳に入ることのない、あるいは単に気づかれることなく消えていく音を画期的な方法で組み合わせ、実に独創的な発見へと導いている。感情の本質を通じて表現される作品コンセプトは、ダンスや自由な動きという考えから着想したメンズおよびウィメンズの2015年春夏コレクションを際立たせている。
ボッテガ・ヴェネタではデザイナーと職人たちがお互いに協力し合う関係がデザインとクラフツマンシップの両方に息づいており、このブランドの核となるクリエイティブなコラボレーションも、その関係の中から生まれた。ボッテガ・ヴェネタがコレクションを進化させる中で、すばらしいパートナーを選ぶときも、この創造的なコラボレーションが原動力となっているほか、独自の視点でボッテガ・ヴェネタを切り取る才能あふれるアーティストたちと共に生み出す広告キャンペーンにおいても、こういったコラボレーションが最大の特徴となっている。今回はこの考え方をさらに発展させ、独自の分野で類まれな才能を発揮するクリエイターの協力を仰ぎ、画期的な映像作品を作り上げた。今回それぞれの解釈を持ち寄り、目的の実現に向けて各々の仕事や役割を融合させた結果、コラボレーションの真髄をさらに極めた作品が完成した。
このコンセプトを進化させた作品は、特別なインスタレーションとして3月7日から16日まで、ボッテガ・ヴェネタ銀座店にて独占公開される。来店した方には音と光と影がインタラクティブに交わる、自分だけのエモーショナルな体験を楽しむことが出来る。
クリエイティブ・ディレクターのトーマス・マイヤーは「音は他の感覚と同様、好奇心を強く刺激することができ、とてもパーソナルなものです。音は音源となるものについて多くの情報を伝え、またその人独自の想像をかきたてることもできます。私は極めてユニークなものを作り出すことで、この可能性を探求してみたいと思っていました。今回のコラボレーションが生み出した作品には、これ以上ないほど感動しています」と語っている。
ディレクター 田中 裕介
サウンド 黒瀧 節也(rhizomatiks)
インスタレーション 真鍋 大度(rhizomatiks)
協力:
大貫 勇輔
Noellie Conjeaud
半沢 建
MIKIKO
三田 真一