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ヴィヴィアン・ウエストウッドが『不思議の国のアリス』朗読会を主催


 
2015年5月28日、ヴィヴィアン・ウエストウッドは児童サポート団体The Kid’s CompanyとRays of Sunshine の子供たち20人以上を招待し、自身がこよなく愛する児童文学『不思議の国のアリス』のティータイム朗読会を開催した。
朗読会は44 Conduit Streetにある彼女のフラッグシップショップで行われた。さらに、アリスの物語誕生150周年を祝してヴィヴィアンがデザインを手がけた同書のスペシャルエディション(Vintage Classics刊)の発売を記念し、インストアティーパーティが開催された。
あのはちゃめちゃな“マッドハッターのティーパーティ”が、白ウサギやマッドハッター、ハートの女王を伴ってヴィヴィアンの指揮のもと実現。アリスはウィンドウから中を覗き込む。子供たち全員が心地よく座ったところで、ヴィヴィアンはルイス・キャロルの物語について情熱のこもった説明を始め、続いて彼女が一番好きな章“マッドなティーパーティ”を朗読した。
 

ヴィヴィアン・ウエストウッドデザインの『不思議の国のアリス』(ルイス・キャロル著)スペシャルエディションは、Vivienne Westwood, 44 Conduit St, Londonで販売されている。
 
  
Vintage Classicsは、ヴィヴィアン・ウエストウッドとコラボレーションした、ルイス・キャロル著『不思議の国のアリス』スペシャルエディションを2015年4月に発行。彼女は大好きなこの児童文学の150周年を記念した特別版のために、ユニークな表紙と見返しをデザイン。ヴィヴィアンは前書きにも寄稿しており、ルイス・キャロルの作品に対する愛情や、自身の積極的な社会活動といかに関連しているかについて語っている。
カバーデザインはハーレクインのひし形模様からインスパイアされており、ヴィヴィアン・ウエストウッドブランドでは80年代以降同じ名称のプリントを展開。ハーレクインはイタリアの即興喜劇『コメディア・デラルテ』の中の最も有名な登場人物で、英国では17世紀に入り知られるようになった。彼はコミカルでしばしばトリックスター、いたずら好きという性質を持ち、そんな彼を象徴する柄を再解釈したプリントはキャロルの不思議の国の物語にぴったりフィットする。

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