9月1日VACANTにてファッション評論家の平川武治氏による「Le Pli会」が開催される。ゲストには、ロンドンのテーラーConnock and Lockieの店主でもある長島悠介氏を迎える。
VACANT-LEPLI会
第1部;
「共感こそはあらゆる種類の”模倣”の、第一の源泉である。」J.-G. Tarde:
「戦後のデザイン産業とはなんだったんだろう?」
と言うテーマを「倫理観が洗練さを生む」という眼差しで切ってみたいという衝動をお話ししましょう。
『運命が選択肢を用意し、人格が選択する。』
第2部;
「『伝統』とは、最初から“ある”ものなのか?
それとも、”求められる”ものなのか?
それゆえ、『伝統』は創られて行くものです。
そして、『伝統』とは“社会の理想”、
即ち、倫理を伴った善いもの、正しいものであるという視点が生まれます。
ですから、創るのは『伝統』ではなく、「個」から出発する『公共性』。
善き正しい『公共性』を継続して行く事が『伝統』を築くことなのでしょう。
−−そうして、『伝統』は創られて行くものです。」
2015.9.1 (tue)
18:30 open / 19:00 start
at VACANT
入場料:一般 ¥2,000 / 学生¥1,700 (お茶とお菓子付き)
予約:http://www.vacant.vc/d/241
晩夏のVACANT-LEPLI会のお知らせ。
酷暑の夏も幾ぶんと凌ぎやすくなりました。
皆様、お元気でいらっしゃいますか?
夜長月の初め、
Lepli会を催します、よろしく。
今回の客人は
僕の古からの知人で倫敦在住の長島悠介さんです。
彼が全盛時代のアントワープアカデミィーの生徒だった時に出会っています。
”手に職を付ける”世界に関わりたく
倫敦の古い仕立て屋さんにて”ブリティッシュ・テーラリング”を学んだ人です。
彼が選ばれて歩んでこられた道は”英國のクラフトマンシップ”を地で行くような世界です。
「倫理観なき世界」で築かれてしまった日本のファッション界の今後への「何か」が見つかるでしょう。
長島悠介
1980年9月16日生まれ。
17歳で、イギリスへ留学。
ケンブリッジでアートファウンデーションコースを経て、
ベルギーのアントワープ王立芸術アカデミー, モード科入学。
アカデミーを中退後、イギリスに戻り、Vivienne Westwoodでインターンののち、
ロンドンのテーラーConnock and Lockieに弟子入り。
2011年より、店主となる。
Connock & Lockie, Ltd./84 Lamb’s Conduit Street, London WC1N 4LT
Tel: +44 (0) 207 831 2479/www.connockandlockie.com