ナイキ スポーツウェアより、オリジナルのおよそ半分の重さの、最軽量のエア フォース 1「ナイキ エア フォース 1 ウルトラ フライニット」が登場する。
発売から34年が経ち、2000を超えるバージョンが発売された今でも、バスケットボールのルーツを持ちストリートカルチャーのレジェンド的存在となったアイコン、エア フォース 1は、ナイキのフットウェアの中で最も認知度の高いシューズの一つとなっている。またその基本的なデザインは、これからさらなる名作を生み出すための新しいビジョンを構想する余地も与えてくれる。
このアイコンの歴史、用途やシンボル的デザインを忘れることなく未来に推し進めるため、ナイキのデザイナー達はオリジナルのシルエットに、軽量性と通気性を誇るナイキのフライニット素材を組み合わせるというアイデアに取り組んだ。
全ての始まりは、ナイキ スポーツウェアのデザイナー達がインスピレーションを求めに夏のパリの街を12時間も歩き回ったことだった。この経験から、このシューズをより軽く、柔軟に、また同時にフィット感を良くしながら、つま先部分のアッパーのしわも減らしたいと考えたのであった。
これには、オリジナルのエア フォース 1の本質を維持したままその解決策を実現することが必要だと、デザイナー達は理解していた。実際に自分の手を動かしてこれに取り組むべく、ナイキ フットウェア デザインディレクターのジョナサン・ジョンソングリフィンは濃いグレーのナイキ フライニット ローシのアッパーに、3D印刷で作ったエア フォース 1のソールの試作品を貼り付け、黒のペンでスウッシュやアイホール部分を塗りつぶした。
従来のシューズの完成度を損なうことなくナイキ ローシ ワンの快適性を加えた、ジョンソングリフィン作の「フランケンシュタイン」のような試作品は、即座にその良さを理解してもらえるものとなった。デザインチームでは次に、マルチカラーのフライニット素材を使用したサンプルを製作した。ここからフットウェア技術者、開発担当者、足形技術者、フライニットのプログラマー、3Dデザイナーと製品ライン担当マネージャからなる協力チームの支えを得ながら、最軽量のエア フォース 1の開発が正式に始まった。
当初からチームはシューズのソールにある象徴的な同心円のピボットとAIRの文字を含むソール部分をそのまま維持することにこだわっていた。しかし、AIRの文字はこれまで浮き上がらせていたもの(エンボス)ではなく、窪ませて記すこと(デボス)とし、シューズの軽量化を図るためにソール部分もポリウレタンではなく射出成型のラバーを使用することにした。ラバーを使用したつま先部分には、52個の星をオリジナルと同じように施すことにもこだわったた。
フライニットを用いるにあたり、チームはオリジナルのエア フォース1の形やパネル構造を維持できるようなニット構造や素材を生み出すため、技術者の協力を得た。つま先、側面、ソール周囲やアッパーの小さな通気孔をそのまま表現することに念頭を置き、つま先には立ち上がりをつけ、そしてアイステイ部分にはうねりをつけるために太めの糸を使用することにした。この結果出来上がったシューズは、オリジナルのおよそ半分の重さの、最軽量のエア フォース 1となっただけでなく、フライニット シューズとしては初めてレザーのスウッシュロゴを付けたものとなった。フライニットのテクノロジーによって、快適でありながら軽さを追求したアッパーが可能になり、また素材の量を減らすことができた。
ナイキ エア フォース 1 ウルトラ フライニット MIDは、ナイキ スポーツウェアからはクラシックなオールホワイトのカラーとユニバーシティレッド、フライニットの中でも人気のマルチカラーで登場する。
ナイキ エア フォース 1 ウルトラ フライニット MIDは1月28日からNIKE.COM/SPORTSWEARおよびナイキ直営店と一部のナイキ スポーツウェア取扱店で発売予定。(マルチカラーのみ2/4からNIKE.CO/SPORTSWEARおよびナイキ直営店にて発売予定です)
また、本製品は、1月27日から「NIKE TECH BOOKアプリ」より購入可能
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