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gallery110が若手デザイナー支援プロジェクトを始動

これまで様々なブランドに展示会の場を提供してきたファッション専門ギャラリーgallery110は新たな取組として、若手デザイナーの支援プロジェクトをスタートする。
 
【ステートメント】
 これまで私たちは、さまざまなブランドに展示会の場としてgallery 110を提供してきました。それは、デザイナーと顧客とが直接コミュニケーションを取りながらコレクションを見る機会がもっとあってもよいだろうと考えたためです。服は文学や映画などと比べると圧倒的に情報量が少ないため、商品だけを見ていてもわからないことが沢山あります。それゆえ顧客にとっても、デザイナーやブランドのスタッフから商品説明を直接受けることができれば、そのブランドの理解がより進むはずです。
 また、このことはブランド側にとっても大きなメリットがあります。ファッションはグラフィックデザインや建築と異なり、顧客の依頼をもとに制作を行うわけではありません。そのため、実際に商品を使うユーザーがないがしろにされがちですが、生の声を聞くことでよりよい商品を制作することができるでしょう。
 展示会が京都という地方都市で行われることの意義も少なくありません。日本においてはファッションの生産も受容も東京に一極集中しているため、非東京圏のユーザーがどのようなものを求めているのかは、東京拠点のブランドにはなかなかわかりにくいこともあります。地方での反応を見ることは事業をより大きく展開するために有益なのではないでしょうか。
 上記の活動を強化すべく、この度gallery 110は若手デザイナーの支援プロジェクトを始めます。その具体的な支援内容は次の通りです。私たちと一緒に日本のファッションを豊かにしていきたいと考える方の応募を心よりお待ちしております。 
【支援内容(支援期間:1年)】
・gallery 110での年2回の展示会
・上記に関連する広報の補助、印刷費補助、トークイベントの開催
・ブランド運営/作家活動に対するアドバイス
※選考はgallery 110運営メンバーのほか、ゲスト審査員もまじえて行います。応募者は誰のアドバイスを受けたいか、応募時に指名することも可能です。サポート期間は1  年です。
【応募資格】
・広義のファッション(服、ジュエリー、鞄、靴、写真など)の制作者
【応募要項】
・ポートフォリオ、あるいはルックブック
・ブランドの概要・経営計画
・ブランドとデザイナーの履歴
【応募締切】
2016年6月30日
【応募先】
gallery110kyoto@gmail.com(ファイルサイズが大きい場合には、ファイル転送サービスをご利用願います。)
【選考について】
  採用人数:若干名
ゲスト審査員:伊豆蔵直人氏(株式会社ひなや代表取締役)藤井美代子(コトバトフク店長)
審査員(運営メンバー):
青木美保子(京都女子大学)朝倉三枝(神戸大学)蘆田裕史(京都精華大学)石関亮(京都服飾文化研究財団)井上雅人(武庫川女子大学)小北光浩(京都精華大学)筒井直子(京都服飾文化研究財団)成実弘至(京都女子大学)

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