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岐阜県美術館 参加型美術鑑賞プロジェクト 『ナンヤローネ』 本格始動


 
日比野克彦氏が館長を務める、岐阜県美術館(岐阜市宇佐)では、現在、「ナンヤローネNo.1」展を開催している。
岐阜県美術館として日比野克彦館長が新しく掲げたコンセプト「ナンヤローネ」。今回の「ナンヤローネNo.1」展は、「ナンヤローネNo.0」展に続くナンヤローネシリーズの第二弾となる。前回好評だった全く新しい鑑賞方法「Such Such Such(あんな こんな そんな)」に焦点をあてている。また、展示室内では、バーチャル日比野克彦が出現するタブレットを使った新しい体験も楽しめる。
 
 
ナンヤローネNo.1
【展覧会期】2016年6月14日(火曜)から10月27日(木曜)
【開館時間】午前10時00分から午後6時00分
【観覧料】一般330円(団体270円) 大学生220円(団体160円)/高校生以下無料
※団体は20名以上
http://www.kenbi.pref.gifu.lg.jp/page5232.php
岐阜県美術館
〒500‐8368 岐阜市宇佐4‐1‐22
TEL:058-271-1313
 
 
岐阜県美術館では平成 28 年度より新しく「ナンヤローネ」というキーワードを中核にして様々なプロジェクトを展開している。「ナンヤローネ」は「なんだろうね?」を意味する岐阜でよく使われる言葉「なんやろうね?」に由来し、フランス語でサロンを意味するサローネという言葉も含まれている。美術館の作品を観たとき、「この作品はなんやろうね?」と思いながら、こんなことを言ったら気まずい、と思われた経験があるはず。そんなハードルを飛び越え、「作品を通して互いの思いをコミュニケーションしてほしい」というという願いがこの言葉には込められている。
岐阜県美術館ではもう一度原点に立ち返り、そんなお客様の素朴な疑問を大切にして、だれもが美術に親しむことができ、美術を考えることをねらいとした「ナンヤローネ」プロジェクトを考えた。
このプロジェクトでは、展示、鑑賞、ワークショップなどを総合的に考え、従来にはない、お客様が様々な切り口から作品に接し、少し立ち止まって作品について考える機会を創出していく。

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