人々の装いについての文化や社会現象などを考えていく会”Think of Fashion”では連続講座「20-21世紀ファッション史 〜時代のメルクマールとしてのデザイナーたち」を開催する。
歴史に名を残すデザイナーたちは過去の作品からインスピレーションを受け、それらをリソースとしてすばらしいデザインを生み出してきた。ファッションを理解し、新しく生み出すためには、その歴史を学ぶことが必要である。今回の連続講座Think of Fashion Studyでは、時代のメルクマールとしてのファッションデザイナーたちを取り上げ、時代背景と照合しながら、その変遷をたどっていく。
第1回 8月4日(木)
オートクチュール史(1)19世紀後半〜1940年代まで
・イギリス人デザイナーとしてのチャールズ=フレデリック・ワース
・「コルセットからの解放を再考する 〜ポール・ポワレとマドレーヌ・ヴィオネ〜
・20世紀初頭のクチュールメゾン① 〜ジャック・ドゥーセ、リュシアン・ルロン、ジャンヌ・ランバン他〜
・近代デザインとファッション 〜ガブリエル・シャネル〜
・前衛芸術運動とファッション 〜抽象とデザイン〜
・20世紀初頭のクチュールメゾン② 〜エルザ・スキャパレリ、マダム・グレ、ジャン・パトゥ他〜
・戦争とファッション 〜実用と装飾〜
第2回 8月25日(木)
オートクチュール史(2)1950年代〜現在まで
・クリスチャン・ディオールとパリ・オートクチュール・コレクション
・1950年代のバレンシアガ、ジバンシィ、ピエール・カルダン
・「モンドリアン・ルック」を読み解く 〜イヴ・サンローランとオートクチュール〜
・1960、70年代とサン・クチュール 〜アンドレ・クレージュ、パコ・ラバンヌ、エマニュエル・ウンガロ他〜
・カール・ラガーフェルドの時代
・イタリア人デザイナーとオートクチュール 〜ジャンフランコ・フェレ、ジャンニ・ヴェルサーチ、ジョルジオ・アルマーニ〜
・1997年という転換点 〜クリエイティブ・ディレクターの台頭〜
・オートクチュールの現在
第3回 9月8日(木)
既製服とプレタポルテ史(1)1960〜70年代を中心に
第4回 9月15日(木)
既製服とプレタポルテ史(2)1980〜90年代を中心に
第5回 9月29日(木)
ファッションの現在史
講師プロフィール
菊田 琢也
文化学園大学服装学部・女子美術大学芸術学部ほか非常勤講師(ファッションデザイン史、ファッション文化論などを担当)。被服環境学博士。専門は、文化社会学/ファッション研究。共著に、西谷真理子編『相対性コム デ ギャルソン 論』フィルムアート社2012)など。
詳細
日時
2016年8月4日、8月25日、9月8日、9月15日、9月29日(木) 19:30-21:00
会費
一般 前売15,000円(通し全5回) 当日17,500円(通し全5回)
一般 前売3,300円(各回) 当日3,800円 (各回)※各回でのお申込みも可能です。
学生 前売10,000円(通し全5回) 当日12500円(通し全5回)
学生 前売2,300円(各回) 当日2,800円(各回)※各回でのお申込みも可能です。
会場
スパイラルルーム(スパイラル9F)
東京都港区南青山5-6-23
地下鉄表参道駅 B1、B3出口すぐ アクセスマップ http://www.spiral.co.jp/a_map/
お申し込み先
contact@fashionstudies.org
「Think of Fashion Study ファッション史」への参加の旨とお名前、ご連絡先(メールアドレス)、ご所属を明記してお申し込みをお願いします。
※通し全5回か各回(各回の場合はどの回か記載)を必ず記入をお願いします。
※前売はPeatixにて承っております。前売で申し込まれますと払い戻しはできませんので、ご了承くださいませ。また申込メールもあわせてお願い致します。
前売のお申し込みはこちらから
http://peatix.com/event/183490
主催:Fashion Studies
協力:スパイラルスコレー
企画:篠崎友亮(Fashion Studies)
ファッションを体系的に学ぶ場
Fashion Studies
ファッションの文化的なこと(歴史や論考を読むなど)、ものづくりのこと(素材の知識や生産背景に関してなど)、ビジネスのこと(マーケット分析、法律、マーチャンダイジングに関してなど)を通してファッションを体系的に学べる場を企画運営をしている。
http://fashionstudies.org/