25日に亡くなった革命家フィデル・カストロが敬愛し続けた、稀代のプリマ・バレリーナ、アリシア・アロンソ。
視力をほぼ失いながらも踊り続け、キューバ国立バレエ団の芸術監督として90歳を超えて(本年12/21で96歳)なお情熱を燃やし続ける彼女を取材。
知られざるバレエ大国キューバの“今”を捉えた映画「ホライズン」が、今月12日に日本公開され話題を呼んでいる。
ドキュメンタリー映画 『ホライズン』
監督:アイリーン・ホーファー 出演:アリシア・アロンソ、ヴィエングセイ・ヴァルデス、アマンダ・ペレス、ほか
キューバ国立バレエ団、フェルナンド・アロンソ国立バレエ学校
原題“Horizontes”/2015/スイス、キューバ合作/スペイン語/71分/16:9/©INTERMEZZO FILMS 2015/配給:T&K テレフィルム
後援:駐日キューバ共和国大使館、日本キューバ友好協会
2016年11月12日(土)公開 東京都写真美術館ホールにて12月11日(日)まで上映、順次全国公開
【公式サイト】http://www.tk-telefilm.co.jp/horizontes/
【公式FB】https://www.facebook.com/horizontes.eiga/
【内容】
視力をほとんど失いながらも踊り続け、バレエ界で最高位の“プリマ・バレリーナ・アッソルータ”の称号を得た伝説のバレリーナ、アリシア・アロンソ。
90歳を過ぎた今も、世界的なダンサーを次々と輩出するキューバ国立バレエ団の芸術監督として情熱的に指導を続ける彼女と、その背中を追いかける現在のプリマ、ヴィエングセイ・ヴァルデス。そして、バレエ団への入団を夢見る14歳のアマンダ。オールド・ハバナのノスタルジックな街並みを背景に、異なる世代の三人のダンサーにカメラは寄り添い、静かにそれぞれの内面を映し出す。
困難を乗り越えて挑戦を続け、キューバを象徴する存在となった一人の女性の驚くべき人生を貴重な記録映像を交えて辿り、類い稀な発展を遂げたキューバ・バレエの“今”を捉えた、詩情あふれるドキュメンタリー映画である。