ナイキとフィア オブ ゴッドの創立者でクリエイティブ ディレクターのジェリー・ロレンゾとのコラボレーションコレクションが12月15日より登場する。
ナイキとジェリー・ロレンゾとの初のコラボレーションプロジェクトの中心となるのは、NBAでも使用可能なバスケットボールシューズのナイキ エア フィア オブ ゴッド 1。この数週間、2倍の厚さになったズーム エア ヒール ユニットを使ったデザインの一部が、ロレンゾの最新のフィア オブ ゴッド商品のプレビューでも紹介され、NBAスター選手の足元にも登場している。これは、ロレンゾがスポーツの感情的な面にフォーカスしたいという思いを反映させた紹介方法となっている。
ロサンゼルス在住のデザイナー、ジェリー・ロレンゾは次のように話している。「このシューズの善し悪しは、初めてこのシューズを見た人がどのような感情を持つか、シューズがどのようなことを感じさせるのかによって判断されるべきです。商品のイメージ画像が至る所でリークされ、ストーリーや感情もなく流出される世の中です。ベン・シモンズ、もしくは自分の好きなアスリートが、このシューズを初めて着用してアリーナに入った時や、コートで履いているのを見た時の、心が踊るような感動を経験して欲しいと思っています。」
また、ロレンゾは製品に懐古的な要素も盛り込みたいと考えた。それは、「何」を着用したかよりも、 「どのように」着用されたかということにこだわったもの。心の中に眠っていると思われる感情、つまり スポーツがかつてスタイルに影響を与えていた頃のことを思い出して欲しいのである。
「私が子供だった80年代や、高校を卒業する90年代頃、今とは違って、ストリートウェアの着方を教え てくれたのはスーパースターのアスリートやプロ選手でした。アガシやジョーダンなどのアスリートは、それ ぞれの競技のトップ選手で、着るものに関してもデザインと美しさのいずれにおいても妥協がありません でした。」とロレンゾは話している。
今回のアパレルを、ナイキ バスケットボールのシニア フットウェア デザイン ディレクターのレオ・チャンと作ることによって、ロレンゾの美に対するビジョンと機能性のバランスを取っている。ロレンゾはチャンのことを次のように話している。「彼は、イノベーションとパフォーマンスに関する高いレベルの理解があり、探究心に溢れた人です。しかも、新しいデザイナーに対しても、新しいデザインのやり方に対しても、根気強く意見を聞いて躊躇なく受け入れてくれる人です。スタイルやイノベーションで妥協しないプロダクトを作るためには、その過程にも妥協はできません。」ロレンゾはお互いに根気強く作業できた、と話している。
ロレンゾにとって、過程が大事なのは、彼が野球やバスケットボールをしていた経験に由来する。彼はスポーツから人生の基本を学んだ。フィールドでも成功をおさめた彼の競争心は、デザイナーとしての彼の仕事にも結びついている。
ロレンゾは、ナイキの30周年のJUST DO ITキャンペーンを見て、スポーツは人生のあらゆる側面において価値のあるものだと認識した。コリン・キャパニ ックなどを起用し、TKというムーブメントを起こした広告は、「スポーツの世界の外にも、スポーツをするような精神で人生を過ごす人がいる」とロレンゾに思い起こさせるものだった。
着る人の心にも沁みるものであるということが、彼のコレクションの位置付けにもなっている。
「小さな町で生まれ、大きな街で夢を叶えようとするすべての若者のためのものです。社会がどうだから自分が何をするべきか、と思うのではなく、自分自 身で何を手に入れるべきか、ということを考えることが大事なのです。」とロレンゾは話している。
ナイキ エア フィア オブ ゴッド コレクションは 12 月 15 日から、ナイキ エア フィア オブ ゴッド 1/ホワイトのみ 1 月 12 日から NIKE.COM/NIKELAB、 Nike SNKRS アプリ、NIKELAB MA5、DSM GINZA、その他一部の販売店で発売予定となっている。