2011年6月1日、表参道のPASS THE BATON GALLERYにて”ambianceplus+ RE:COUTURE展”のSpecial Social Eventが行われた。
「ambianceplus+」とはクリエイター合同展示会AMBIANCEを継承し、新たな展開で新進クリエイターや次世代アーティストを世に送り出す目的のプロジェクト。今回はその「ambianceplus+」が服の価値を再考し、新進クリエイターズ12ブランドが新たに挑戦するリ・クチュール作品の展示・販売を行った。
12ブランドが合同で行った今回の展示では、ニットブランド「C.T.plage」の協賛によりカットソーなどを各ブランドがリメイクしたものや、過去のコレクション作品を再構築したものが並べられ各ブランドのオリジナリティ溢れるリメイク作品が展示された。

《参加ブランド》
ATENOY / DAMIANNE HALUME / Dummyhead Depaysemen / Kimiko Sato Vanilla Tokyo / Naoshi Sawayanagi / RYOTA SHIGA / SHIDA TATSUYA / Somarey / unruly / YANTOR

[ ATENOY ]
コレクションの残布を使用してリメイクした作品。学生時代から集めていた布を使ったアイテムや2011-2012AW collectionのアーミーシャツをパンツに仕立てたユニークな作品も展示。

[ Naoshi Sawayanagi ]
デニムを得意とするNaoshi Sawayanagiは古着のデニムパンツやジャケットを買い付け、特殊な切り替えで立体に起こしたリメイク作品を発表。

[ RYOTA SHIGA ]
コレクションのショーピースを解体したリメイク作品を展示。１枚のドレスを解体し、布を足したりしながら制作したシャツの他、手作業のビーズ刺繍やオリジナルプリントによる繊細で軽やかな作品が見られた。

[ YANTOR ]
昭和時代の日本の暖簾などを使用したアイテムや漢字のカクカクした形をグラフィティに表現したプリント生地による１点ものの小物が並んだ。新たにカタカナ刺繍が入れられたアイテムなど、随所に日本・東洋の匂いを感じた。

その他、参加ブランドは今回の展示の根幹となる” Re( ＝ 再び、新たに) “に重点を置きながらも、各ブランドイメージを失っていない新たな命（価値）が吹き込まれた服やモノを生み出していた。
ギャラリー内では次世代アーティスト「SUPER-KIKI」による参加ブランドの残布を取り入れたコラボぬいぐるみの即興制作もあり、新進デザイナーの新たなクリエイションを間近に感じながら、参加デザイナーをはじめ作品を楽しむ多くの人が集まり賑わいをみせた。

「ambianceplus+ Re:COUTURE展」
2011.6/1 wed – 12 sun
monday-saturday 11:00～21:00　sunday.holiday 11:00～20:00
＠PASS THE BATON GALLERY
→『ambianceplus+　RE:COUTURE』展 at PASS THE BATON GALLERY

Text:Tomoka Shimogata