Fashion Show

Bloody Gray

10月25日 ロンドンにて、PR会社 BLOODY GRAY のSS13 プレスデイが開催された 。

チェコ出身のデザイナー Martina Spetlova のコレクションは、細やかなハンドワークが光るレザーとプリーツのシリーズがポイントだ。厚さや柔らかさの異なるレザーを繋ぎ合わせたり編み上げたりする事で、複雑な模様や切り替えを表現。ラムレザーに組み合わせたのはアイスランドから仕入れたフィッシュレザー。マテリアルへのこだわりに加え、独特の色使いも含め Martina らしい作品が並ぶ。ハリのある生地を折る事で、光の加減で光沢と色合いが変化するプリーツは、折り重ねはさみで無造作にホールを開けられた折り紙の様にも見える。さらに、まるで釣り糸の様な固く無機質な糸を編み上げたオリジナルニットとサテンの組み合わせた、先シーズンのモチーフをさらに発展させた様にも感じられるアイテムも登場した。

新人発掘プロジェクト Fashion Fringe の2012年度優勝者として注目を浴びた Haizhen Wang は、繊細な生地にのせたモノトーンのプリントが印象的なコレクションを発表。植物のモチーフを多く用いるスパニッシュ建築からインスピレーション受けたというプリントは、東洋の水墨画の様にも感じられ、まるでデザイナー自身のルーツを表現するかの様だ。3Dのシェイプのベストやジャケットは、メッシュを始めスポーティーなナイロンととダメージ感のある柔らかなコットンを使用し、マテリアルで見せる異なるテイスト同士のコントラストが面白い。

さらに、独特のフォルムが印象的な BRYAN は、今回の Haizhen Wang のランウェイショーで使用され、ますます注目度が増したシューズブランド。サステナビリティをテーマに、コクーンや蝶をイメージした先シーズンから一転、 プラスチックに3Dプリント(レーザーをあて立体的に模様を描き出す最新技術)を施したソールが特徴の新作を披露した。ブラック×レッドのカラーリングも、モダンで力強い女性像を想像させる。


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