Fashion Show

LEUCADENDRON

今回のコレクションは、前シーズンコレクションまでに登場した幽体離脱研究地下グループ「ミッシングセブン」にスポットライトを当てたコレクション。
個性豊かな登場人物個々のイメージや設定をデザインに落とし込んだアイテム達。そして全員に共通する、全てを覆い光すらも閉ざしていまう素材の白衣。幽体離脱そのもののように、架空と現実の境目のようなアイテム達のコレクションとなっている。

【霊能力者】
年齢、性別一切不明なこの人物。ミッシングセブンの中でも一番の人格崩壊者。洋服もパターンや既存の服にとらわれず、布を繋ぎあわせたものをただ纏っている印象を受ける。

【投資家】
一日をパソコンの前に座り続け株価を見つめる男性の登場人物。投資家やデイトレーダーのイメージから、部屋着であるスウェットやジャージと、オフィシャルな場所にでかける際のスーツを合わせたセットアップ。

【音楽家】
男性だが女性の感性をもつゲイ・セクシャルをイメージしたこの登場人物の洋服。とても短いハーフパンツ。 それを隠してしまうほどの丈と裏地にウール地をあわせ、アウター要素も含んでいるシャツ。

【建築家】
建築物をイメージした洋服を纏う女性。スカートとアウターをポリエステルでつくり、より立体的にし型崩れしにくい。そこに女性らしさを表すかのようなシルクのシャツを合している。

【脳外科】
快楽主義者でもあるこの脳科学者。洋服は科学者というよりは脳外科医のような、手術着からインスパイアを受けた。シャツの胴体と袖部分を別々のパーツにより構成し、袖は前掛けのようになっている。

【プログラマー】
一番女性らしいこの登場人物。人見知りだがプログラミングの腕は一流の彼女の洋服は、どこかあどけなさが残る。シンプルなワンピースにセーラー服のようなつけ襟をつけたルック。しかし彼女の内面を表すかのように、後ろ部分は赤・青・白での様々なフリルでごちゃごちゃになっている。

【精神科医】
このミッシングセブンのリーダーにして、重大な秘密を抱えた精神科医の女性。洋服はコンサパを極限まで突き詰めると、保守的ではなくなる事を表現した。紺のセットアップはプリーツが効きすぎたスカートと襟を覆う襟。家電のラインを意識した袖で作られている。

今回のコレクションでは、この‘ミッシングセブン’の秘密として、いままで登場した【精神科医】以外のメンバーは実在せず、【精神科医】がまさしく幽体離脱して創ってしまった彼女の別人格という設定が‘オチ‘として発表された。
それを表すかのように、イメージビジュアルではヘッドマシンをつけた時はミッシングセブンのメンバーの存在を感じる【精神科医】が映し出されている。

Text:Yoshiaki Miyahara


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