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服の記憶と時間 Manon GIGNOUX and PLAGUESEARCH 

人間の日々日常の労苦を語る、謙虚でひかえめな布たち。
人々の人生のかけらは、再び誰かの人生と関わるときを辛抱強く待っている。

パリの造形アーティスト・Manon GIGNOUX(マノン・ジニュー)と広島のセレクトショップ・PLAGUESEARCH(プレイグサーチ)の共感と対話から生まれた1点ものの服や小物を展示販売する「Manon GIGNOUX and PLAGUESEARCH 服の記憶と時間」が2月2日~4日迄神戸にて開催される。

PLAGUESEARCHは10代の頃から川久保玲とマルタン・マルジェラの、世俗や伝統さえも変えるほどの信念を貫く強さと知性、挑戦する姿勢から人生を学んだという川本美千代氏が、01年にスタート。COMME des GARÇONS、JUNYA WATANABE COMME des GARCONS、ARTS&SCIENCE、DANIELA GREGISなど、普遍的スタイルをもつブランドを扱う彼女の信念もまた強く、ブランドからの厚い信頼を得ている。
近年の洋服を取り巻く状況の変化の中で洋服との関係を模索し始めた川本氏の心を揺さぶったのが、マノン・ジニューの「変化の美」と称される作品だった。マノンとの出会いから川本氏が見出した洋服との新たな向き合い方が、古い服の再生。
川本氏が選りすぐった古い服に、マノンが刺繍をほどこしたり新たな素材や色を加えるなど新たな息吹を吹き込み、再び服となる。そうして生まれた服たちは、服が記憶している時間を再び動かすよう。

Manon GIGNOUX and PLAGUESEARCH 服の記憶と時間
会期:2013年2月2日(土). 3日(日). 4日(月)12:00-18:00
会場:OLD BOOKS&GALLERY SHIRASA
  (神戸市中央区元町通2-7-5 TEL:078-321-0801)
協力:P4 森脇ひろみ
  (http://goodp4.exblog.jp/ TEL:090-6966-2482)
お問合せ:PLAGUESEARCH
    (広島市中区三川町4-8 / TEL:082-244-8558)

Manon GIGNOUX(マノン・ジニュー)www.manon-gignoux.com
造形アーティスト。1976年パリ生まれ。duperré美術学校でスタイリズムを学び、2000年に卒業。服を、ボリュームのあるもの、包むもの、記憶の断片、再発見するための素材としてととらえ、作品をつくりはじめる。自ら「『変化の美』の探求」という彼女の創作は、未完成の永遠、時間の長さ、体の不在と存在、隔たり、中間の状態への問いかけによって支えられる。物質に関して私たちの目が見落としているのは、経過する時間の上でそれを止めることが出来るということだと、マノンの作品は教えてくれる。

PLAGUESEARCH(プレイグサーチ)www.plaguesearch.com
HAIR SALON PLAGUE(プレイグ)のヘアメイクアーティストとして活動していた川本美千代が2001年にスタートした広島のセレクトショップ。10代~20代に、揺るぎない独自のスタンスを追求するデザイナーから多くのことを学んだ川本の経験から、「人の心を揺さぶることができるお店」をコンセプトにヨーロッパ・日本国
内の普遍的スタイルをもったブランドを取り揃える。

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