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「感性溢れるファッションデザイナーと日本のテキスタイル技術の協同」の発信 Secori Book vol.1刊行

ロンドンを拠点に活躍するキュレーションプロジェクト「Secori Gallery」が書籍「Secori Book vol.1」の刊行。記念として渋谷の”ぴゃるこ”にて書籍と共に書籍内の紹介ブランドから新作を展示した「せこりーぎゃらりーのお披露目会 はいてくを、ろーてくで、ファッションへ、」を開催した。

Secori Bookでは「感性溢れるファッションデザイナーと日本のテキスタイル技術の協同」の発信として産地とデザイナーの取材を通して双方の理解を深めることを目的としている。「テキスタイルは服作りの根本だと思います。しかしロット数や産地との距離の問題等から、日本のテキスタイルを充分に活用出来ていないのが現状です。Secori Bookを刊行し、産地とデザイナー、発行人と読者の壁を超えて日本のものづくりを再考したいと考えました」と語るのは、Secori Galleryの創始者でもあるキュレーターの宮浦晋哉氏。

「aaAaa」「rari」「sou-mu」「chloma」の4ブランドは「TTT(東京テキスタイルトゥギャザー)」との企画のもと福井のケイテー・テクシーノ株式会社と開発した「ハイテク合繊」を使用した新作を披露。「aaAaa」のデザイナーの飯尾氏が使用したのは、アイロンをかけなくてもシワにならず、形状を維持出来るほどの張りがある生地。”野良着”をイメージした日本人の体型に合う服作りを展開した。

「MIYABI」はデザイナーの木村氏と、小田原市箱根町の伝統工芸「箱根寄木細工」の木工職人である「OTA MOKKO」代表が恊働して制作したクラッチバッグを、「YUYA MIURA」からは藍染の発祥地である徳島県の佐古の藍染工場「古庄染工場」の職人の協力のもと、天然灰汁発酵建てに拘り染めた生地による新作を見せた。

Secori Gallery
http://secorigallery.com

Text:Tomoka Shimogata


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