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インターナショナル・ウールマーク・プライズ2013-14 優勝はラフル・ミシュラ

2013/2014 インターナショナル・ウールマーク・プライズファイナルイベントが2 月21 日にミラノ・トリエンナーレ美術館で行われ、インド・中東地区代表ラフル・ミシュラの優勝が発表された。
審査員はフリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannini)、フランカ・ソッツァーニ(Franca Sozzani),、ティム・ブランクス(Tim Blanks)、コレット・ガーンゼイ(Colette Garnsey)、アンジェリカ・チャン(Angelica Cheung)、アレクサ・チャン(Alexa Chung)そしてIWPのリテールパートナーの代表者らが務めた。
優勝の理由をグッチ(Gucci) クリエイティブ・ディレクターフリーダ・ジャンニーニ氏は次のように述べている。「私は、ラフルが優勝した理由は、様々な方法で使用できるウールを通し、彼の持つ刺繍の知識と独創性を思いもよらぬ方法で適応することができる能力にあると思います。」
 
世界20 か国、48 組のデザイナーの中から地区大会でファイナリストとして選ばれた、ffiXXed (アジア)、Christopher Esber(オーストラリア)、Sibling (ヨーロッパ)、Rahul Mishra (インドおよび中東)、Altuzarra (アメリカ)の5 組がファイナルへ進んだ。
 
優勝者には賞金100,000 豪ドル(約920 万円*)が送られ、優勝コレクションはハーベイ・ニコルス、サックス・フィフス・アベニュー、10 コルソ・コモ、ジョイス、デビッド・ジョーンズ、コレット、マイテレサ・ドットコムという世界有数のリテーラーで商品が販売されることとなる。
(*: $1.00AUD = 91.85 円で換算)
 
アレクサ・チャンは「ラフルの表現はとても繊細で美しく、彼のストーリーには本当に感動しました。ラフルは受賞に値すると思います。」と述べた。
優勝したラフル・ミシュラのメリノウールコレクションはクラフトマンシップと技術や刺繍に関する知識に基づいて制作された。
 
優勝に際し、ラフルは「夢のようです。今回の受賞は僕の将来のキャリアに希望を与えてくれるものです。今回受賞したことにより、グローバルファッションにおけるインディアンファッションに対する認識を変えることができると思います。そしてそれはウールという素晴らしい可能性を秘めた繊維のおかげです。」と喜びを表現した。
 
コレクションは2014 年8 月からグローバル・リテール・パートナーで販売が開始される。
2014-15 IWP 地区大会への出場デザイナーは今年4 月に発表される予定となっている。
 
 

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