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認知症のイメージを変えた映画の続編「毎日がアルツハイマー2」が公開決定


 
映画監督である娘(=関口監督)が認知症の母との暮らしを赤裸々に綴り、日本中の介護当事者に元気と笑顔を届けた『毎日がアルツハイマー』の続編『毎日がアルツハイマー2~関口監督、イギリスに行く編』が完成した。母の認知症が軽度から中等度へと進行する中で、介護に対する不安を覚えた関口監督は最先端の認知症ケア「パーソン・センタード・ケア」を学ぶため、イギリスへ向かう。人生の最終章をハッピーに過ごすためのヒントがたくさん詰まった「毎アル2」(配給:シグロ)は7月19日(土)より、ポレポレ東中野ほかにて公開となる。公開期間中は前作「1」を併映するとともに、ケアと介護に関するトークショーも予定されている。
 
 
【概要】
抱腹絶倒の介護からすでに4年。「毎アル」な母・宏子さんの閉じこもり生活に少しずつ変化が!デイ・サービスに通えるようになり、あんなに嫌がっていた洗髪をし、娘(=関口監督)と一緒に外出もする。しかし、調子が悪い日は、相変わらず一日中ベッドの上ということも。そんな母との生活の中で、「パーソン・センタード・ケア(=認知症の本人を尊重するケア)」という言葉に出合った関口監督は、自ら、認知症介護最先端のイギリスへ飛びます。認知症の人を中心に考え、その人柄、人生、心理状態を探り、一人ひとりに適切なケアを導き出す「パーソン・センタード・ケア」が教えてくれる、認知症ケアにとって本当に大切なこととはー。
 
『毎日がアルツハイマー2~関口監督、イギリスに行く編』
長編動画|51分|HDV|2014年|日本|製作:NY GALS FILMS
企画・製作・監督・撮影・編集:関口祐加
製作協力・配給:シグロ プロデューサー:山上徹二郎
ライン・プロデューサー:渡辺栄二 AD・撮影・編集助手:武井俊輔
整音:小川武 編集協力:大重裕二
撮影協力:関口先人 医学監修:新井平伊/協賛:第一三共株式会社
http://www.maiaru2.com/
 
 
企画・製作・監督・撮影・編集 関口祐加(せきぐち・ゆか)
日本で大学卒業後、オーストラリアに渡り在豪29年。2010年1月、母の介護をしようと決意し、帰国。
2009年より母との日々の様子を映像に収め、YouTubeに投稿を始める。2012年、それらをまとめたものを長編動画「毎日がアルツハイマー」として発表。現在に至るまで、日本全国で上映会が開催されている。
オーストラリアで天職である映画監督となり、1989年「戦場の女たち」で監督デビュー。ニューギニア戦線を女性の視点から描いたこの作品は、世界中の映画祭で上映され、数々の賞を受賞した。メルボルン国際映画祭では、グランプリを受賞。
その後、アン・リー監督(『ブロークバック・マウンテン』『ライフ・オブ・パイ』他)にコメディのセンスを絶賛され、コメディを意識した作品を目指すようになる。作風は、ズバリ重喜劇である。作品には、いつも一作入魂、自分の人生を賭けて作品を作ることをモットーとしている。
 

(C)2014 NY GALS FILMS

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