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『rockin’on』の黄金時代を築き、今なお進化し続けるアーティスト・大類信の展覧会『TRASH WEEKEND』 VACANTにて開催

VACANT では、アートディレクター、セラミックの制作など多岐に渡り活躍し進化し続ける大類信/MO.fr の、最新の作品群にフィーチャーした展覧会を開催する。
大類氏は自身のヴィンテージピンナップコレクションをテーマとした『the far fog』展(2009)、エレン・フライスとVACANT の共同出版+ 展覧会『Les Chroniques Purple』展(2014) への参加など、過去にもVACANTでその様々な表情を魅せてきた。
昨年はデザイン誌『アイデア』で特集が組まれるなど、世界のクリエイターから熱い眼差しをうける大類氏の最新の創作活動を紹介する今展では、昨年パリの 0 fr. で開催された同名の展示に出品された20 点余りの写真作品と今展のために制作されたシリーズ作品を展示。
アナログな手法と発想から生まれるイメージのフィクションとファンタジーが混じり合う混沌とした不穏なムードと共に、ダークで猥雑ながらバンキッシュなエンガンスさも醸し出している。会場ではパリで制作された限定版の冊子とT シャツを展示販売。また1 階のショップでは、新作を含めたセラミックの展示を同時開催する。
 
 
MAKOTO ORUI:
「今日、デザインだけを本業としないデザイナーの存在は決して珍しい存在ではなくなっているが、それがまだ珍しかった時代から淡々と活動し続けているのが大類信であった。」(idea 363号より)
アートディレクターとして1970-80年代黄金期の『宝島』誌のデザインや、ロック雑誌『rockin’on』、フランスのファッション誌『Purple』を手がける一方、1980年代よりFiction inc.を主宰し、写真集や雑誌『SALE2』、Radical Silence Production名義で『THE international』などの出版、欧米のアート本や雑誌のディストリビューション、ラス・メイヤーなどカルト映画の配給、ギャラリー&クラブ「THE deep」(東京/パリ)の運営に携わる。2006年よりパリ在住。デザイン、写真、ドローイングの制作を続ける傍ら、2007年に偶然的にセラミックのアトリエと出会い、3年間フランス人セラミストにセラミック制作の基礎を学ぶ。2010年からはパリの0 f r.での定期的な展覧会と販売を始め、左岸老舗デパート/ボン・マルシェでのポップアップショップへの参加、エレン・フライスのウェブ版ジャーナル「Les Chroniques Purple」などで独自の発表をしながら活動を拡げている。

展覧会概要:
TRASH WEEKEND
会 場:VACANT
東京都渋谷区神宮前3-20-13
会 期: 2 015 年3 月6 日( 金) 〜 13 日(金)
開 館:12:00 – 20:00
休館日:3 月9 日(月)
入場料:無料
主 催:VACANT, MO.fr
web ページ:www.vacant.vc/d/178

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